ヘルニアが原因と言われた坐骨神経痛、なぜ薬でも良くならないの?

ヘルニアが原因と言われた坐骨神経痛、なぜ薬でも良くならないの?

この記事の要約

「ヘルニアからくる坐骨神経痛」と診断されて、薬を飲んでいるのになかなか良くならない。

そんなお悩みはありませんか?

この記事では、その理由と対処法を、実際の患者さんの例を交えて解説します。

結論は、痛みの本当の原因が、お尻や太ももの筋肉の緊張にある場合が多いからです。

結論

MRIで腰のヘルニアが見つかっていても、坐骨神経痛といわれる痛みの本当の原因が、お尻や太ももの筋肉の緊張にある場合が多くあります。

神経痛の薬は、筋肉の緊張には効きにくいのです。

この場合、お尻や太ももの筋肉の緊張を改善することで、痛みの改善が期待できます。


この文章を書いた人

坂爪慶 院長

さかつめ整骨院鍼灸院 院長
坂爪 慶

取得資格

  • 柔道整復師
  • 鍼灸師

新潟市秋葉区生まれ(旧新津市)
開院60年を超えた整骨院の2代目です。


なぜヘルニアがあるのに、薬で良くならないのか

お尻から太ももの痛みに悩む女性

「レントゲンやMRIでヘルニアが写っているのだから、痛みの原因はヘルニアのはず」

そう思われる方が多いと思います。

確かに、ヘルニア(腰の骨と骨の間にあるクッションが飛び出した状態)が神経を圧迫して、痛みやしびれが出ることはあります。

しかし実際の臨床では、MRIでヘルニアが確認された場合でも、お尻の筋肉や太ももの筋肉の緊張から痛みが出ているケースが少なくありません

痛みのない人のMRIでも椎間板の変化やヘルニアが見つかることは、医学研究でも報告されています。

つまり「ヘルニアが写っていること」と「いまの痛みの原因であること」は、必ずしもイコールではないのです。

お尻から太ももの裏にかけては、坐骨神経の通り道に沿って大きな筋肉が連なっています。

立ち仕事などでこれらの筋肉が硬く緊張すると、お尻から足にかけて、坐骨神経痛とよく似た痛みが出ます。

この場合、処方された神経痛の薬を飲んでも、筋肉の緊張そのものは変わりません。

だからこそ「薬を飲んでいるのに良くならない」という状態が続いてしまうのです。

実際の患者さんの例(40代女性・立ち仕事)

立ち仕事中に腰の痛みを気にする女性

当院に来られた、立ち仕事をされている40代の女性の例をご紹介します。

数ヶ月前から右の坐骨神経痛が続き、仕事をしていると非常に辛くなる状態でした。

整形外科でレントゲンやMRIの検査を受け、「腰のヘルニアからくる坐骨神経痛」と診断されています。

神経痛の薬を処方されていましたが効果がなく、非常に辛い状態が続いていました。

当院で身体の状態を確認したところ、お尻や太ももの筋肉に強い緊張がありました。

そこで筋肉の緊張を緩めることを中心に施術を行ったところ、5回ほどの施術でほぼ状態は良くなり、痛みから解放されました

実は、同じような経過をたどる患者さんが何人もおられます。

「ヘルニアと診断されたのに、筋肉へのアプローチで楽になった」というケースは、決して珍しくないのです。

よくある誤解:腰だけを治療しても良くならないことがある

坐骨神経痛でお困りの方によくある誤解が、「腰を治療すれば足の痛みも消えるはず」というものです。

もちろん、腰の状態を整えることは大切です。

しかし、腰の症状を改善させても、お尻の筋肉や太ももの筋肉の緊張が残っていると、なかなか良くならないのが現状です。

特に立ち仕事の方は、毎日長時間、お尻や太ももの筋肉に負担をかけ続けています。

腰だけでなく、お尻や太ももまで含めて痛みの原因を確認することが、改善への近道なのです。

「何ヶ月も治療しているのに変わらない」という方は、痛みの原因が本当に腰だけなのか、一度見直してみる価値があります。

当院でのアプローチ

脚の筋肉への施術風景

当院では、まず「いまの痛みがどこから出ているのか」を丁寧に確認します。

腰そのものが原因なのか。

お尻や太ももの筋肉の緊張が原因なのか。

それとも両方が関係しているのか。

その上で、お一人お一人の状態に合わせて、筋肉の緊張を緩める施術と、腰への負担を減らす身体のバランス調整を行います。

立ち仕事など、生活スタイルに合わせたアドバイスもあわせてお伝えしています。

まとめ

ヘルニアが原因と言われた坐骨神経痛が薬で良くならないのは、痛みの本当の原因が、お尻や太ももの筋肉の緊張にある場合が多いからです。

MRIでヘルニアが写っていても、それが「いまの痛みの原因」とは限りません。

腰だけでなく、お尻や太ももの筋肉まで含めて原因を確認することが大切です。

薬を飲んでもなかなか良くならず、お困りの方。

立ち仕事で毎日つらい思いをされている方。

「ヘルニアだから」と諦める必要はありません。

諦めない気持ちが改善への一番の近道です。

一人で悩まず、お気軽に当院までご相談ください。

【柔道整復師・鍼灸師 坂爪 慶監修】


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