長い時間座っているとお尻から足にかけて痛くなる方に知ってほしいこと

通勤で車に乗っていてしばらくするとお尻から足がしびれてくる。

「あ~また今日も痛くなってきたな」

なんて思いながら車を運転しているとだんだん痛みが増してくる。
けれど会社までは道半ば、冷や汗をかきながらなんとか会社に着いて車から降りようとするが、しびれて、痛くてすぐには降りられない。
なんとか車から降りて会社に入ろうとするが、足がスムーズに動かない。

同僚からは
「○○さん腰大丈夫ですか、また足が痛そうですね?」
なんて声をかけられる。

しばらく動いていると楽になるので、職場のデスクに着くころには痛みもかなり楽になっている。
しかし、いざ仕事を始めると基本座り仕事、またズキズキ痛くなってきて座っていられない。
立ち上がってトイレに行こうと歩きだすとまたおかしな歩きになる。

隣の同僚からは
「〇〇さんのヘルニアは手術しないと治らないんじゃないですか?」
そんな声が聞こえてくる。

「でも私は腰のヘルニアと診断されているけど、腰は痛くなったことがないいだよなあ。」
「今はまだ手術をする必要はないと言われているし、どうしたものか?」
「かといってこのまま放置しておくにはなあ」

なんて事を考えている方は結構たくさんいるのではないですか?
いったいどうしたらいいのか判断つきませんよね。

そんなあなたはこの内容を読んでもらえば、足の痛みから少しは解放されるかもしれません。

腰椎椎間板ヘルニアとは?

ヘルニアとは身体から飛び出した組織の事を指す言葉です。

腰だけでなく首でも良く聞きますよね。
脱腸も鼠径ヘルニアと言われるもので、腸が身体から飛びだすことを言います。
ヘルニア、イコール、痛いとイメージしてしまいますが脱腸では激痛が出ることはまれです。
ある研究では健常者(腰痛経験がない)をMRIで検査しても70%以上に明らかなヘルニア像が見られたということです。
つまり画像のヘルニアと痛い、しびれることは関係がない可能性が高いのです。

それではなぜ痛くなるのか?

痛みの原因として考えられるのは筋肉、筋膜の問題が挙げられます。

ここ最近、筋筋膜の関係がメディア等でも取り上げられていますが、それ自体は比較的昔から存在は知られていました。
筋筋膜痛の特徴として痛みを感じている場所から離れたところに原因がある事が言われています。
例えば下半身が痛くなると、ほとんどの方はこれは坐骨神経だ!
とお思いになりますよね?

しかし筋筋膜の問題でほぼ同様な症状がでることが多いです。

(The Trigger Point & Referred Pain Guide より引用)http://www.triggerpoints.net/

この図は小殿筋というお尻の筋肉が原因で起こる症状を書いています。
バツ印の部分に問題があると赤い部分に痛みやしびれが出ますよ!
ということを表しています。

まんまいわゆる坐骨神経痛の症状に類似しています。
結構こういう方は多いです。

つまりヘルニアが原因で坐骨神経痛と言われている方の大多数は筋筋膜の問題が原因と考えて大丈夫です。
なので、腰の手術も必要ないし(残念ながらヘルニアで手術をしないとだめな場合はあります。かなり稀なのでほぼ念頭に置かなくても大丈夫ですが)、重いものを持つことをためらう必要もありません(腰に原因がないですから、と言ってもやりすぎ注意ですが)。
もちろん腰にシップを貼ることも必要ないですね。(しつこいですが腰じゃないんで)

逆に検査で腰は痛くないけど、腰にヘルニアが見つかって坐骨神経痛と言われた方は安心していいぐらいです。
適切に対応すれば改善することは確実だからです。

改善方法は

ざっくり言うとお尻の筋肉が凝って、その筋肉が足の痛みを引き起こしている。

その理解で基本大丈夫です。

凝った筋肉はどうしたらゆるみますか?

マッサージ、ストレッチ、お風呂に入る、鍼をする、、、

いろいろ方法はありますがご自分でしてもらうとすると、テニスボールマッサージが一番簡単です。

やり方は超簡単

  1. テニスボールを一個ご用意
  2. 床にボールを追いてその上にお尻を乗せいていく(小殿筋は横にあるので横向きでボールを潰すように体重を乗せます)
  3. お尻の筋肉を探ると足に痛みが走るポイントがあるので、その場所を見つけたら痛みが和らぐまで押し続ける(和らぐまで30秒〜2分程度と、人それぞれ違います

これだけです。簡単でしょう。
これまでの話が納得できてテニスボールマッサージを継続出来る方、おめでとうございます!
時間はかかるかもしれませんが改善する確率は高いでしょう。

さらに改善するためのポイント

一つ目は「動くことを怖がらない」こと

確かにヘルニアがあると「無理するともっとヘルニアが飛び出して悪くなるなんかな?」と思いがち、しかしお尻の筋肉が原因だったら動いても大丈夫な気がしませんか?

筋肉の痛みなら動いたほうが循環も良くなりそうでしょ。
実際、必要にかられて動いたときのほうが調子が良いという人は多いです。

2つ目は「長い時間座り続けない」

小殿筋は椅子に座っていると筋肉が縮んだ状態になります。
この状態は痛みを出しやすい状態の筋肉にはあまりよろしくない環境です。

改善しても長い時間座り続ければ、また悪化しますので極力避けたほうがいいですね。
30分に一回立つなどご自分でルーチンを決めるの良いでしょう。

まとめ

腰の痛みはないけど、ヘルニアと診断されて足が痛む方はほぼお尻の筋肉(小殿筋)が原因で痛くなっています。

動くことを怖がらない
長い時間座らない

そしてテニスボールマッサージ等のセルフケアだけでもかなり効果があります。

当然改善には時間がかかり、改善スピードの停滞時期もあるでしょう。
そんなときでも諦めず実行し続ければ結果は出てきます。
(なぜ改善に時間がかかり、停滞するのかはまた違う機会に)

自分では難しい!、よくわからないから直接話しを聞きたい方は当院までご連絡ください。

【柔道整復師・鍼灸師 坂爪 慶監修】

 

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