大雪の除雪で腰痛を防いで安全に作業するコツ

はじめに

 

こんにちは。

 

さかつめ整骨院鍼灸院の坂爪です。

 

冬の訪れと共に、私たちの日常に加わる除雪作業。

 

必要ながらも、この季節特有の重労働が、多くの方の腰痛を引き起こしているのは否めません。

 

特に湿った雪は重く、その重さが直接腰への負担となり得ます。

 

そこで今回は、「大雪の除雪で腰痛を防いで安全に作業するコツ」と題して、腰への負担を最小限に抑えるための方法と、冬の作業を安全に乗り切るための知恵をお届けします。

 

このブログを通じて、皆様が健康的で快適な冬を送るためのサポートをさせていただきます。

 

 

日々の除雪が腰に与える影響

 

 

 

 

除雪作業は、特に雪国の住民にとって冬場の日課となりますが、毎日繰り返す行為が腰への慢性的な影響を及ぼすことがあります。

 

なぜなら、雪かきは腰に多大な負担をかける動作が多く含まれており、特に湿った重い雪を扱う際には、その負担はさらに増大します。

 

体を前に曲げる動作は、腰の筋肉に過剰な力を必要とし、それによって筋肉や腰椎にストレスがかかります。

 

 

また、運動不足が原因で筋肉が縮んでいる場合、雪かきによる突然の負荷が筋肉に大きな負荷をかけてダメージを与える可能性があります。

 

そして、同じ動作を繰り返すことで、負担は同じ箇所に集中するので、痛みや怪我のリスクを高めてしまいます。

 

 

滑りや転倒による急な衝撃も、すでに負担を受けている腰にさらなるダメージを与えることがあります。

 

 

予防策をとることでリスクを減らすことはできますが、雪かきによる慢性的な影響は、しばしば腰痛の悪化につながることを忘れてはなりません。

 

 

このような影響を理解し、適切な予防策を講じることは、冬の生活を快適に過ごす上で欠かせない知識となります。次は、腰に負担の少ない除雪の正しい体の動かし方について、具体的な方法をご紹介していきます。

 

 

 

腰に負担の少ない除雪の正しい体の動かし方

 

 

 

 

除雪作業は冬の日常となっていますが、正しい体の使い方を心がけないと、腰痛を引き起こす原因となり得ます。

 

 

腰に負担をかけない除雪を行うには、以下の手順が効果的です。

 

 

 

 

 

 

まず、スコップを持ち上げる際は、蹲踞(そんきょ)の姿勢を意識して、背筋を伸ばし、お腹と背中、腰周りの筋肉を使って全身で雪を持ち上げることが大切です。

 

 

これにより、腰への負担を分散し、腹筋や背筋、脊柱起立筋が適切に機能するようにします。

 

 

次に、雪を持ち上げるときは、膝を曲げて下半身の力を使うことが重要です。

 

雪山からサイコロ状に雪を切り出し、腕の力に頼らずに体全体を使用して雪を押しのけることで、体への負担を軽減できます。

 

 

スコップの持ち方も工夫が必要です。片方の手でスコップの持ち手をつかみ、もう一方の手でスコップの先端に近い部分をつかむことで、腕の負担を減らし、力を効率的に伝えることができます。

 

 

さらに、雪かきの際は背中を真っ直ぐに保ち、腹筋に力を入れることで、腰を痛めることなく力強く作業を行うことができます。下半身も上手く連動させることで、より良いフォームになります。

 

 

間違った体の使い方、たとえば腰を大きくひねりながら雪を投げるような動作は、腰痛の原因となるため避けましょう。

 

 

代わりに、雪を投げ出す方向に体全体を向けてから、正面に向かって雪を捨てるように意識してください。

 

 

最後に、雪かきを始める前と終えた後には、適切な準備運動とクールダウンを行うことが不可欠です。

 

 

重労働による心拍数や血圧の上昇を防ぎ、体の負担を軽減するためです。

 

 

雪かき時の服装も重ね着スタイルで体温調節が可能なものを選び、首や背中には汗をふけるタオルを用意するなど、工夫を凝らしましょう。

 

 

これらの手順とコツを実践することで、雪かきによる腰痛のリスクを大幅に減らすことができます。これらの方法を心がけ、安全かつ効率的な除雪を実践していきましょう。

 

 

 

雪かき前後のストレッチで腰痛を予防

 

 

それでは、具体的に雪かき前と雪かき後に行うと腰痛の予防になるストレッチを、それぞれ2つずつ紹介していきましょう。

 

 

雪かき前のストレッチ

 

1. **脚の前後振り**

   – まっすぐ立ち、壁に手をついてバランスを取ります。

   – 片足を前に振り上げ、ゆっくり後ろに振り下ろします。

   – 各足を10回ずつ行い、ハムストリングと大腿四頭筋を温めて柔軟性を高めます。

 

2. **腕を大きく回す**

 

   – 腕を肩の高さで水平に広げ、大きな円を描くように前方に10回、後方に10回回します。

   – 肩周りの筋肉を活性化させ、上半身の血流を良くすることで、雪かき時の腕の動きをスムーズにします。

 

 

 

雪かき後のストレッチ

 

 

1. **立位での太もも裏のストレッチ**

   – 一足を前に出し、つま先を上に向けて軽く膝を曲げます。

   – 上体を前に傾けつつ、前足のつま先に向かって手を伸ばします。

   – 20〜30秒間その位置をキープし、太ももの裏側を伸ばして腰痛予防に役立てます。

 

 

2. **腰回りのストレッチ**

 

   – 足を肩幅に開き、軽く膝を曲げてリラックスした姿勢を取ります。

   – 上体を前に傾け、両手を床に向かって伸ばしながら背中を丸めます。

   – このポーズを20〜30秒間保ち、腰周りの筋肉を伸ばして緊張を解きほぐします。

 

 

これらのストレッチは、雪かきによる腰への負担を軽減し、腰痛の予防に効果的です。

 

 

 

 

ストレッチの際は、無理なく自分の体の範囲内で行うようにし、痛みを感じたら直ちに中止してください。

 

 

また、ストレッチは定期的に行うことで、より腰痛予防に効果を発揮します。

 

 

 

まとめ

 

 

 

 

 

冬の雪かきは多くの地域で避けられない作業ですが、適切な準備と後処理を行うことで腰痛のリスクを大幅に減らすことが可能です。

 

 

今回ご紹介した雪かき前と雪かき後のストレッチは、腰への負担を軽減し、疲労回復を助けるために重要です。

 

 

これらのストレッチは腰痛予防に効果的であり、日々の生活に取り入れることをお勧めします。

 

 

また、雪かきは予想以上に体力を要する作業であるため、水分補給や適切な服装選びも忘れずに行いましょう。

 

 

作業後は十分な休息と栄養補給を心がけ、必要であれば暖かい風呂で体を温めることも効果的です。

 

 

もし腰痛に悩まされている場合は、無理をせずに専門家の診断を受けることをお勧めします。

 

 

雪かきはただの家事ではなく、適切に行えば体力維持や筋トレにもなる素晴らしい機会です。

 

 

腰痛に悩むことなく、安全で健康的な雪かきを行うために、今日ご紹介したテクニックをぜひお役立てください。

 

 

【柔道整復師・鍼灸師 坂爪 慶 監修】

 

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