
梅雨の時期に頭痛が増えるのは、気圧の変化に加えて、肩こりや猫背などの姿勢のクセが背景にあることが多いからです。つらいときに肩を強く揉むだけでは戻りやすく、原因である姿勢や首肩のこわばりへのアプローチが大切です。自宅でできる姿勢の工夫とやさしいストレッチで、痛み止めに頼りすぎない毎日が期待できます。
目次
結論
梅雨に頭痛が増えるのは、気圧の変化に加えて、肩こりや猫背といった姿勢のクセが重なって起こることが多いのです。
そして大切なのは、つらいときに肩を強く揉むことではありません。
強い刺激はかえって筋肉のこわばりを固定し、症状を長引かせてしまうことがあるからです。
肩こりが起こる理由そのものに目を向けて整えていくことが、結果的に頭痛から解放される近道になります。
ご自宅では、デスクワークの姿勢を見直し、首や肩をやさしく動かすことから始めていただくとよいと思います。
この文章を書いた人

さかつめ整骨院鍼灸院 院長
坂爪 慶
取得資格
- 柔道整復師
- 鍼灸師
新潟市秋葉区生まれ(旧新津市)
開院60年を超えた整骨院の2代目です。
梅雨に頭痛が増えるのはなぜ?

梅雨の時期は、雨が降る前に空気の重さである「気圧」が下がります。
この変化を体が感じ取ると、体を自動で調整している神経である「自律神経」のバランスが乱れやすくなります。
ただ、頭痛の背景にあるのは天気だけではありません。
特にデスクワークが多い方は、もともと首や肩の筋肉が縮こまり、血の巡りが悪くなっていることが少なくないのです。
そこに気圧の変化が重なると、首や肩のこわばりが強まり、頭をしめつけるような頭痛として現れます。
つまり、梅雨の頭痛は「天気のせい」だけではなく、「日頃の肩こりや姿勢」が土台になっていることが多いのです。
40代になり、お仕事が忙しくなる時期は、知らず知らずのうちに首や肩へ負担が積み重なりやすい年代でもあります。
「肩が凝ったら揉む」がなぜ逆効果になりうるのか

肩が凝ったら揉む、と考えている方はとても多いと思います。
もちろん揉むと一時的に気持ちよく、楽になった感じがします。
しかし、強く揉む刺激は、かえって筋肉を守ろうとする反応を引き起こすことがあります。
その結果、筋肉のこわばりが固定され、症状をくり返したり強めたりしてしまう可能性があるのです。
「揉んでもらった次の日はかえって重だるい」という経験はないでしょうか。
これは、強い刺激に対して体が身構えてしまっているサインかもしれません。
大切なのは、肩こりがなぜ起きているのかを考えることです。
多くの場合、その理由は猫背や前かがみといった姿勢のクセにあります。
原因のほうを整えていくと、こわばりがゆるみ、結果的に肩こりや頭痛から解放されやすくなるのです。
痛み止めが手放せた40代女性の事例

当院に通われている40代の女性の事例をご紹介します。
この方は肩こりと頭痛がつらく、ほぼ毎日のように痛み止めを飲む生活を続けておられました。
お仕事は基本的にデスクワークで、肩まわりが丸まり、背中の猫背も固定された状態になっていました。
長い時間同じ姿勢が続くことで、首や肩のこわばりが抜けにくくなっていたのです。
そこで、こわばった筋肉をやさしくゆるめる施術を行いました。
あわせて、デスクワーク中の座り方や画面の高さなど、姿勢の取り方を具体的にお伝えしました。
少しずつ続けていただいた結果、今では痛み止めを飲まなくても日常生活を送れるようになっています。
薬に頼っていた毎日から、ご自分でケアできる毎日へと変わってきたのです。
自宅でできる梅雨の頭痛対策

ご自宅でできる対策を3つご紹介します。
まず、デスクワークの姿勢を見直すことです。
画面が低いと自然と頭が前に出て、首や肩に負担がかかります。
画面の上の端が目線と同じくらいの高さになるよう調整し、1時間に一度は立ち上がって肩を回してみてください。
次に、首と肩をやさしく動かすことです。
両肩をゆっくり持ち上げて、すとんと力を抜いて下ろす動きを5回ほど。
首をゆっくり左右に倒すのも、首すじがゆるみやすくなります。
強く揉むのではなく、「やさしく動かす」のがポイントです。
そして、首の後ろを温めることです。
蒸しタオルや温かいシャワーで首の後ろを温めると、血の巡りがよくなり、こわばりがやわらぎます。
どれも特別な道具はいりません。
まずは寝る前の数分から、少しずつ始めていただくとよいと思います。
当院でのアプローチ

当院では、頭痛や肩こりの症状を局所だけで判断せず、全身のバランスや姿勢のクセから原因を探ります。
首や肩のこわばりをやさしくゆるめながら、デスクワーク時の姿勢や日常の負担にも一緒に目を向けていきます。
その場のケアだけでなく、ご自宅で続けられる姿勢の工夫やストレッチもお伝えしています。
天気の変化に左右されにくい体づくりを、無理のない範囲で目指していきます。
「梅雨だからしょうがない」「痛み止めを飲めばいい」と諦めてしまう前に、一度ご相談いただければと思います。
まとめ
梅雨に頭痛が増えるのは、気圧の変化に加えて、肩こりや猫背などの姿勢のクセが重なることが大きな原因です。
つらいときに強く揉むだけでは戻りやすく、原因である姿勢や首肩のこわばりを整えていくことが、頭痛から解放される近道になります。
ご自宅では、デスクワークの姿勢の見直し、首肩をやさしく動かすこと、首の後ろを温めることから始めてみてください。
それでもつらさが続く場合や、痛み止めが手放せない場合は、ぜひ一度ご相談ください。
お役に立てると思います。
【柔道整復師・鍼灸師 坂爪 慶監修】
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