五十肩で洗濯物を干す時に肩が痛い方に知って欲しい3つのこと

こんにちは。新潟市秋葉区美善 さかつめ整骨院 鍼灸院院長の坂爪です。

毎朝洗濯機から洗濯物を引っ張り出す時に肩がズキッと痛む。

肩の痛みを我慢しながら全てをかごに入れて、いざ洗濯物を干そうとして肩を上げた時にも痛みで一瞬動きが止まってしまう。
肩が自然と痛み出して数ヶ月、最初の寝てても痛い状態からは良くなってきたけどある特定の動きをするとまだ痛い。

最初、整形外科で診てもらうと

「いわゆる50肩ですね、痛いうちはあまり無理に動かさないようにしていれば、そのうち良くなりますよ。」

と言われた通り、しばらく安静にしていたら痛みは引いてきたけど、肩は上まで上がらないないし、背中をかくような動きは痛くてできない。
かろうじて洗濯物は干せるようになったけど、毎日痛いことをするのは辛い。

「そのうち治ると言われたけどこれ以上良くなりそうな感じがしない。」
「このままずっと洗濯物を干す時は肩が痛いのだろうか?」

こんな事を思われれて不安を感じているそんな方もおられるのではないでしょうか?。

一般的に五十肩は自然に痛み、関節の硬さが軽減して日常生活上の問題はなくなってくると言われています。
しかしあることを実行することで、自然に肩の症状が軽快するより早期に痛み、硬さから逃れられることができます。

50肩とは

50肩(40肩)とは、「肩関節周囲炎」という疾患の俗称です。
40~60代の人に多く発症するため、この名称がついています。

肩の痛くなる他の病態であっても40代以上の痛みは大きく50肩(40肩)とひとくくりにされていることが多いです。
原因ははっきりしていませんが、肩の周辺組織が炎症を起こして腫れや痛みが生じるその後肩が拘縮(固まって動かなくなること)を生じる疾患です。よく混同される肩こりとは全く違うものです。

『50肩』の3つの病期があります

50肩には症状が出てから「急性期」「慢性期」「回復期」の3つの状態を経て回復すると言われています。

急性期(約1週間から1カ月)

突然何の前触れなく動かしたときに肩に激痛が走るというのが、50肩の典型的なパターンです。
肩関節の関節内の組織に炎症を生じている時期です。

この時期は夜寝ているだけでも痛みを感じる「夜間痛」や、肩を動かすと肘、手首にもしびれるような痛みを感じることもあります。
このような強い痛みは数日から2週間で軽快することが多く比較的に安静が推奨される時期です。(肩以外は逆に動かしたほうが良いでしょう。)

慢性期(半年から1~2年)

急性期での強い痛みが治まると、鈍痛へと変わります。
この時期は肩の動きが悪くなります。(肩関節拘縮)これは急性期に起きた炎症の影響で、筋肉や靱帯などの組織が固くなっているからです。

洗髪や腕を上に上げるなの動きが制限され日常生活に問題が起きる時期でもあります。慢性期は半年から1年、長い人だ2年という例もあります。

回復期

肩関節拘縮(かたかんせつこうしゅく)が改善してきて、少しずつ腕が動かせるようになり痛みはほとんどないことが多いですが、「肩の動きが悪い」まま放置している方も多いのが事実です。

以上が50肩(40肩)の一般的な症状です。

一般的な治療も[安静 ⇛ 軽い運動 ⇛ 積極的に動かす]という方法をとりますが、やはり時間がかかってしまうことは間違いありません。

より早く50肩を改善するには

50肩(40肩)を発症した方で改善するスピードが遅い方は次の3つの特徴があります。

  1. 必要以上に肩を安静にしてた時間が長い
  2. 姿勢、特に猫背傾向である
  3. 動かすことへの恐怖心が強い

1.安静は初期の炎症と痛みが強い時期には必要なことですが、ずっと安静にしていれば肩の拘縮が進んでしまい改善にはより時間がかかります。
そのため、運動開始の可否はご自身でははんだんが着きかねる為、専門家より指示を受ける必要があるでしょう。

2.姿勢、特に猫背傾向の方はもともと肩の構造的に動かしにくい状態です。
そのため姿勢の良い人に比べると同じ動作をするのにもより強い力が必要です。

動かしにくい状態で強い力を発揮して動かすことは、より筋肉に負担をかけて痛みが出やすい状態になってしまいます。
逆に猫背傾向の人が50肩になりやすいともいえます。

3.肩関節拘縮の状態は肩関節周囲の筋肉の硬さが原因で動かした時に痛みが出ます。
正常な動きができていないためある一定の部分しか動かず、そこに無理がかかっている状態です。
さらに肩関節の土台である肩甲骨の動きも著しく悪くなっている方も多いです。
肩関節、さらに肩甲骨を少しずつでも痛みの出ない範囲動かすことで、可動域は確実に改善していきます。

以上3点の特徴から、適切な時期から姿勢に気をつけて少しずつ肩関節、肩甲骨を動かしていく事が重要といえます。

しかしこれらができればとっくに治っているわけですよね。
そこで50肩の初期からできて、姿勢の改善にも効果があり、肩関節に無理なく肩甲骨を動かせる体操を紹介します。

肩甲骨回し体操

立ってでも、椅子に座ってもどちらでも良いのですが、座る場合柔らかいソファでは身体が丸まることが多いのである程度硬い椅子の上をおすすめします。

  1. まず両手で服のえりを掴みます
  2. 掴んだ手を離さないようにしながら肩を後ろに回していきます。肩を動かすというよりは肩甲骨を背骨に近づけるイメージです
  3. 後ろまで回したら肘を胸の前につけるよう、背中を外に伸ばすように回します。肘で大きな円を描くようにイメージして動かします。鏡があれば実際肘の動きを(円を描く)見ながら行うとわかりやすいかもしれません
  4. この運動をゆっくり10回繰り返します

以上です。簡単な体操ですが繰り返し行うことで確実に肩、肩甲骨の動きは改善していきます。

当院で治療をご希望される方へ

50肩でお悩みの方はまず最初に肩甲骨回し体操を行ってみてください。
継続は力なり、まず実行することが大切です。

またこの運動でも肩が痛い、その場合は無理をされないことも肝要です。
この体操は運動の初歩初歩ですので、まだ後につながる方法もございます。

体操が痛くて出来ない、または体操で少し良くなった、次の方法を知り、より早く治りたいとお考えの方は当院にご相談ください。
今回の内容が、あなたの50肩のお悩みに少しでもお役に立てたのなら幸いです。

【柔道整復師・鍼灸師 坂爪 慶監修】

 

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