
雨の日が続くと、股関節の痛みが強くなる。
そんな経験はありませんか。
結論から先にお伝えします。
梅雨の時期に股関節の痛みが強まるのは、「気圧の変化」「体の冷え」「運動不足」という3つが重なるためです。
そして、この3つはどれも、ご自宅でのちょっとした工夫でやわらげることができます。
「年齢のせいだから」「変形しているからしょうがない」と諦める前に、まずは原因を知っていただきたいのです。
今回は、梅雨に股関節が痛くなる理由と、ご自宅でできる対処法についてお話しします。
目次
この文章を書いた人

さかつめ整骨院鍼灸院 院長
坂爪 慶
取得資格
- 柔道整復師
- 鍼灸師
新潟市秋葉区生まれ(旧新津市)
開院60年を超えた整骨院の2代目です。
梅雨になると、なぜ股関節の痛みが強くなるのでしょうか?

台所に立っているとき。
買い物で少し歩いたとき。
「梅雨に入ってから、なんだか痛みが強い気がする」と感じる方は、とても多くいらっしゃいます。
これは気のせいではありません。
梅雨の時期には、股関節に負担をかける条件がいくつも重なります。
順番に見ていきましょう。
気圧の変化と自律神経
雨が降る前、低気圧が近づくと、体を調整している自律神経のバランスが乱れやすくなります。
自律神経は、痛みの感じ方や血管の太さをコントロールしています。
このバランスが乱れると、いつもより痛みを強く感じたり、関節のまわりの血のめぐりが悪くなったりします。
「天気が悪くなる前に痛くなる」というのは、こうした体の仕組みからくるものなのです。
体の冷えと血流の低下
梅雨の時期は、湿気が多いわりに気温が上がらない日が続きます。
冷房を使い始める時期とも重なります。
体が冷えると、股関節のまわりの筋肉はかたくこわばります。
血のめぐりも悪くなります。
筋肉がかたくなると、関節の動きを支える力が弱くなり、骨や関節そのものへの負担が増えてしまうのです。
梅雨の運動不足で関節がこわばる
雨が続くと、外に出るのがおっくうになります。
買い物や散歩の回数が減り、体を動かさない日が増えていきます。
股関節は、適度に動かすことで動きのなめらかさが保たれる関節です。
動かさない時間が長くなると、まわりの筋肉がこわばり、いざ歩こうとしたときに痛みが出やすくなります。
「動かないから楽になる」のではなく、「動かさないからかえってこわばる」。
これが、梅雨に痛みが強くなるもう一つの理由です。
変形性股関節症と診断され「手術はまだ早い」と言われた方へ

整形外科を受診して、「変形性股関節症」と診断された。
でも、「手術はまだ早いから、リハビリをしながら様子を見ましょう」と言われた。
このように言われた方は、決して少なくありません。
変形性股関節症の手術には、ある程度の適用年齢の目安があります。
そのため、その年齢より前の方は、リハビリを続けながら経過を見ましょう、と説明されることが多いのです。
これ自体は、おかしな話ではありません。
ただ、ここで多くの方がぶつかる壁があります。
「リハビリを続けているのに、症状が変わらない」という壁です。
実際に、当院にもこんな思いを抱えた方がいらっしゃいました。
「リハビリに通っているのに、日に日に歩くのが辛くなって、歩きづらくなっていくんです。」
「このまま、もう良くならないんじゃないかと、毎日不安で…。」
60代の女性で、家事で台所に立つときと、買い物で歩くときが特に辛いとおっしゃっていました。
痛みそのものよりも、「先が見えない不安」に苦しんでおられたのが印象的でした。
この方には、股関節まわりのこわばった筋肉をゆるめる施術と、ご自宅でのストレッチを続けていただきました。
すると少しずつ動きが楽になり、現在ではかなり症状が軽快しておられます。
変形が画像に写っていても、痛みのすべてが変形だけからくるとは限りません。
まわりの筋肉のこわばりや血流、体の使い方を整えることで、改善が期待できる場合があるのです。
自宅でできる対処法は?

ここからは、ご自宅で今日からできる対処法をお伝えします。
特別な道具はいりません。
まずは「冷やさない・温める」
一番大切なのは、股関節を冷やさないことです。
梅雨の時期でも、湯ぶねにゆっくりつかって体を芯から温めましょう。
シャワーだけで済ませず、お風呂につかるだけでも、筋肉のこわばりはずいぶんやわらぎます。
冷房が直接当たる場所では、ひざかけや薄手の上着で股関節まわりを冷やさない工夫をしてみてください。
股関節をやさしく動かすストレッチ
痛くない範囲で、股関節をゆっくり動かすことも効果的です。
無理に伸ばす必要はありません。
- いすに浅く腰かけ、背すじを軽く伸ばします
- 片方のひざを、お尻の筋肉が軽く伸びるのを感じるところまでゆっくり開きます
- その姿勢で、ゆっくり5回ほど呼吸をします
- 反対側も同じように行います
痛みが出る手前で止めるのが大切です。
「気持ちいい」と感じるくらいの強さで、毎日少しずつ続けてみてください。
歩き方と生活のちょっとした工夫
買い物のときは、できれば歩きやすい靴を選びましょう。
台所に立つときは、足元に薄いマットを敷くと、床の硬さからくる負担をやわらげられます。
長く立ちっぱなしになりそうなときは、こまめに座って休むことも大切です。
「がんばって動く」よりも、「痛みと相談しながら、少しずつ動かし続ける」。
この姿勢が、股関節とうまく付き合っていくコツなのです。
まとめ:諦めないことが改善への第一歩です

いかがでしたか。
今回は、梅雨に股関節の痛みが強くなる理由と、ご自宅でできる対処法についてお伝えしました。
梅雨に痛みが強まるのは、気圧・冷え・運動不足が重なるためです。
そして、その多くは温めることやストレッチ、生活の工夫でやわらげることができます。
変形性股関節症と診断され、「手術はまだ早い」と様子を見ている間も、できることはたくさんあります。
「リハビリを続けても変わらない」「このまま良くならないのでは」と不安に感じている方こそ、一度ご相談いただきたいと思います。
痛みの原因は、変形だけとは限りません。
まわりの筋肉や体の使い方を整えることで、改善への道筋が見えてくる方も多くいらっしゃいます。
一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。
当院は、諦めない患者さんを全力でサポートします。
【柔道整復師・鍼灸師 坂爪 慶 監修】

関連記事

通うたびに体のゆがみ方が軽くなった ー 股関節と背中の痛みが改善した45歳女性の声

患部だけでなく全身を診る治療の大切さ|股関節痛と脊柱管狭窄症でお悩みだった患者さんの声

「正座はムリ」と言われた膝の痛みが改善|65歳女性患者さんの改善ストーリー
さかつめ整骨院鍼灸院のご案内
腰痛・肩こり・首の痛み・坐骨神経痛・股関節痛・膝の痛みなど、各種の痛みのご相談をお受けしています。
受付時間
月・火・水・金 10:00〜20:00
土 10:00〜17:00
休診:木・日・祝
料金
初診料 12,800円(税込)/ 施術料 9,800円(税込)
アクセス
JR新津駅西口から徒歩5分/駐車場完備
〒956-0027 新潟市秋葉区美善1-5-35
お電話
0250-23-2203


