先週半ばから新潟では記録的な大雪になりました。
1日2回は除雪を行わないと、当院の駐車場も埋まってしまうほど雪が降っていました。
新潟県内ではもっと降った地域もあるようで、この3日は本当に大変だった思います。
「朝起きてすぐは腰が痛いのに除雪するともっと悪くなる」
「しばらく除雪していると腰が痛くなり一日調子が悪い」
「毎日除雪していて腰が痛くなった」
腰に不安を抱える方にとっては、自分や家族の出勤のために玄関先を除雪して、職場や店舗のお客さんや従業員のために除雪。
雪国に住むからには避けて通れない作業ですが、からだ的にも大変で、雪が降り続いていると終わりの見えない作業で不安ですよね?
今回は雪の降る峠は過ぎたようですが、まだ1月雪の降る季節はこれからも続きます。
そこで今回は今後雪が降り除雪作業が続く時に行うと腰痛予防になる、2つのことをお教えしたいと思います。
除雪はスロースタートではじめよう
除雪作業はスコップ、スノーダンプを使用するのが、雪国的では一般的です。
両方とも全身を使って使用するものですので、ある程度の時間使用していると当然筋肉痛になります。
筋肉痛自体は問題ないのですが、腰に不安がある方はその痛みのため必要以上に腰をかばって作業をする傾向にあります。
ぎこちなく動くのではなく、除雪を行っていき、体が温まってくるとその筋肉痛も和らいでいきます。
朝の忙しい時間帯ですので、急いで片付けしまいたい気持ちは十分わかりますが、いきなり全力で行わず少しずつ除雪することで、腰の不安も和らぐと思います。
寝る前にストレッチをしてみよう
続けて除雪作業を行うと先ほど書いたように、筋肉痛は必ず出てしまいます。
昼間は当然ですが、寝ていても寝返りの際にも痛みを感じてしまいます。
筋肉痛といえど人間は痛みから本能的に遠ざかる習性がありますので、寝返りが減ってしまいます。
「寝返りの数が少ない人ほど慢性的な腰痛になる」
という報告があるように寝返りは結構重要です。
そこで寝る前にストレッチを行うことが寝返りを増やすのに有効といわれています。
- 仰向けに寝て片手を挙げ(右手とします)
- 右手と同じ側の脚(右脚)を左側へ交差
- 左手で右膝を持って体をねじるようにして
- 右胸から、右わき腹、右腰、右お尻、右の太ももが伸びるように行います
- 息を止めないようにして15秒伸ばしてみましょう
- 右側が終わったら左側、交互に3回づつ行います
じんわりと痛すぎない範囲で体を伸ばして、筋肉痛の体に痛気持い感じを味合わせてあげてください。
まとめ
”除雪はあせらずゆっくりと始める”
そして
”寝る前にはストレッチ”
以上2つのことを実行すれば除雪後の急に腰痛になることや、腰の不安を抱えて除雪作業をすることを避けることができると思います。
まだまだ除雪機会の多い時期。
今後もがんばって除雪作業していきましょう。
(柔道整復師・鍼灸師 坂爪慶 監修)
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