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手の腱鞘炎になったときはどんな対応をしたらいいですか?

2026 9/29
さかつめ整骨院について 治療について 腱鞘炎
2026年5月12日2026年9月29日
目次

この記事の要約

手の腱鞘炎になったときの対応は、痛みの「きっかけ」によって変わります。
まず明らかな怪我や外傷がないかを確認し、ある場合は整形外科で画像検査を受けてください。
草刈りなど手首まわりを過剰に使った覚えがあり、左右差・腫れ・熱っぽさがあれば、アイシングと固定で炎症を抑えます。
怪我も過剰使用もないのに痛みが出ている場合は、全身の状態から手首に負担が集まっている可能性があり、身体全体を診る治療で早期改善が期待できます。

結論

手の腱鞘炎になったときの対応は、原因の見極めで3パターンに分かれます。

①まず、明らかな怪我や外傷がないかを確認する。怪我や外傷があれば、整形外科を受診して画像検査を受け、症状を確定する。

②怪我はないが、草刈りなど手首まわりを過剰に使った覚えがあり、左右差・腫れ・熱っぽさがあれば、アイシング・冷却・固定で炎症を抑える。

③明らかな理由がなく、怪我も過剰使用も心当たりがないのに痛みが出てきた場合は、全身の状態から手首に負担が集まっている可能性があるため、身体全体を診る治療(整体・鍼灸・手技)で早期の改善が期待できる。

「とりあえず整形外科」「とりあえず安静」と一律に対応するのではなく、ご自身の痛みがどのパターンに当てはまるのかを見極めることが、改善への一番の近道です。

この文章を書いた人

さかつめ整骨院鍼灸院 院長

坂爪 慶

取得資格

  • 柔道整復師
  • はり師
  • きゅう師

新潟市秋葉区生まれ(旧新津市)

ステップ① まず、明らかな怪我や外傷がないかを確認する

手首を曲げると電気が走るような痛みが出たとき、最初にやっていただきたいのは「この痛みは、怪我なのかどうか」を確認することです。

例えば、転んで手をついた直後から痛い、何かに強くぶつけた、重い物を持ち上げた瞬間に「ピキッ」とした、というように、はっきりとした外傷のきっかけがある場合があります。
このような場合は、腱鞘炎ではなく骨折・脱臼・靭帯損傷の可能性が出てきます。

骨折や靭帯損傷は、見た目では判断できないことが多いのが厄介な点です。
「骨は折れていないと思う」と自己判断で湿布を貼って様子を見ていたら、実は骨にヒビが入っていて、後から変形して固まってしまった、というケースは決して珍しくありません。

ですから、怪我や外傷の心当たりがある場合は、迷わず整形外科を受診してください。
レントゲンやMRIなどの画像検査は医療機関にしかできない仕事であり、ここで「骨や関節に異常があるかどうか」をはっきりさせる必要があります。

これが、最初に確認すべき一番大切なステップなのです。

ステップ② 手首まわりを過剰に使った覚えがあり、左右差・腫れ・熱っぽさがあるとき

怪我や外傷の心当たりはないけれど、最近草刈りをたくさんした、農作業で手を酷使した、長時間スマートフォンを操作した、雑巾を何度も絞ったなど、手首まわりを過剰に使った覚えがある場合は、典型的な過剰使用による腱鞘炎の可能性が高くなります。

新潟市秋葉区のように農作業や草刈りが日常的にある地域では、季節の変わり目に「急に手首が痛くなった」とご相談を受けることが本当に多くなります。

このタイプの腱鞘炎を見分けるポイントは、次の3つです。

左右差があるかを確認してください。
痛い側の手首と、痛くない側の手首を見比べたとき、明らかに左右で見た目や動きが違うことがあります。
動かしたときの可動域に左右差がある場合も、炎症が起きているサインです。

腫れがあるかを確認してください。
痛い部分が少しふくらんで見えたり、押すと弾力が違ったりすることがあります。
特にドケルバン病(親指の付け根が痛むタイプの腱鞘炎)では、親指の付け根あたりに腫れが出やすくなります。

熱っぽさがあるかを確認してください。
炎症が起きている部分は周囲より温度が高くなります。
反対の手の甲を当ててみて、「こっちのほうがあったかい」と感じれば、炎症が活発に起きているサインです。

これら3つのうち一つでも当てはまる場合は、急性期の対応としてアイシング・冷却・固定を行ってください。

保冷剤をタオルで包んで患部に当て、15分前後を目安に冷やします。
お風呂で温めたくなる気持ちはわかりますが、急性期はかえって炎症を悪化させますので、湯船で長時間温めるのは避けてください。

市販のサポーターやテーピングで手首の動きを抑えると、腱と腱鞘がこすれ合う回数が減り、自然と炎症が引きやすくなります。

そして、痛みを引き起こす動作(草刈り機を握る、雑巾を絞る、スマートフォンの長時間操作など)は、できる限り避けてください。
無理に動かせば炎症が悪化し、慢性化する原因になります。

ステップ③ 怪我も過剰使用も心当たりがないのに痛い場合

ここが、見落とされやすく、そして当院に相談される方が一番多いパターンです。

「特に手首まわりを過剰に使った覚えはない」「ぶつけたわけでもない」「それなのに、いつの間にか手首が痛くなってきた」。
このような場合、痛みの原因は手首そのものにはありません。

全身の状態から、結果として手首に負担が集まっている可能性が高いのです。

例えば、肩が前に巻き込み、背中が丸まっている方は、腕を体の前で使うことが多くなります。
すると、肩や肘で力を分散できず、手首だけで全ての負担を受け止める使い方になりがちです。
この状態が続くと、特別な動作をしていなくても、日常の何気ない動きの中で手首の腱に負担がかかり続けます。

スマートフォンを長時間操作する、パソコン作業で手首を反らせる、赤ちゃんを抱っこする、フライパンや雑巾を扱う。
これら一つ一つは小さな負担ですが、姿勢の崩れと組み合わさることで、手首に集中的なストレスをかけ続けます。

特に、猫背で頭が前に出ている姿勢の方は、肩が内側に巻き込まれます。
すると、腕全体がねじれた状態で固定され、手首の腱は常に引っ張られた状態になります。
この状態では、ちょっとした動作でも腱鞘炎が発症しやすくなるのです。

このパターンの腱鞘炎は、湿布と安静だけでは改善しません。
原因が手首にないからです。

ここで有効なのが、身体全体を診る治療(整体・鍼灸・手技)です。
肩甲骨や首、背中の動きを整え、腕全体・体全体で負担を分散できる身体に変えていくことで、手首にかかっていた過剰なストレスが減り、早期の改善が期待できます。

当院でのアプローチ

さかつめ整骨院鍼灸院では、手の腱鞘炎に対して、痛む場所だけを見るのではなく、身体全体のバランスから原因を探っていきます。

まず、ステップ①と②に該当しないか、丁寧にお話を伺います。
怪我の可能性があれば整形外科の受診をおすすめしますし、急性期で炎症が強い段階では、まずアイシングや固定のアドバイスをお伝えします。

そして、ステップ③に該当する場合や、急性期の炎症が落ち着いた段階では、本格的に身体全体を整えていきます。
鍼灸や手技で手首の血流を整えながら、肩甲骨や首、背中の動きをチェックします。
多くの方で、肩甲骨が固まって動かなくなっていたり、背中が丸まって肩が前に出ていたりします。
これらを整えることで、手首にかかっていた過剰な負担を、腕全体・体全体で分散できる身体に変えていきます。

さらに、日常生活での手首の使い方、スマートフォンやパソコンの姿勢、家事や農作業での身体の使い方についても、お一人お一人の生活に合わせてアドバイスをしています。
これは整形外科では時間的にどうしても踏み込めない領域ですが、再発を防ぐためには欠かせない部分なのです。

まとめ

手の腱鞘炎になったときの対応は、原因によって3つに分かれます。

①明らかな怪我や外傷がある → 整形外科で画像検査を受けて症状を確定する。
②手首まわりを過剰に使った覚えがあり、左右差・腫れ・熱っぽさがある → アイシング・冷却・固定で炎症を抑える。
③怪我も過剰使用もないのに痛い → 全身からの負担が手首に集まっている可能性があり、身体全体を診る治療で早期改善が期待できる。

「とりあえず湿布」「とりあえず安静」と一律に対応してしまうと、③のパターンの方は遠回りになります。
ご自身の痛みがどのパターンに当てはまるのかを見極め、適切な対応を選んでいくことが大切です。

判断に迷ったときや、しばらく対応しても改善が見られないときは、ぜひ一度ご相談ください。

【柔道整復師・はり師・きゅう師 坂爪 慶監修】

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この記事を書いた人

坂爪 慶のアバター 坂爪 慶

柔道整復師/はり師/きゅう師(国家資格)           
新潟県新潟市のさかつめ整骨院鍼灸院院長 
新潟市秋葉区生まれ(旧新津市)
1997年から施術に携わり、整形外科での勤務を経て、2017年12月にさかつめ整骨院鍼灸院を開業しました。
痛いところだけを見るのではなく、立ち方や座り方、体の傾きまで含めて原因を一緒に探すことを大切にして施術を行っています。
整形外科勤務の経験から、整骨院で対応できる痛みか、病院で診てもらうべき痛みかを見極めることにも力を入れており、同業の先生方に向けて、その見分け方を伝える講座も開いています。
また、地域の皆さまに向けた健康講座や、地元の学校・福祉施設への寄贈などの活動も続けています。
地元・新潟市で体に悩みを抱える方に寄り添っていきたいと考えています。

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コメント

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  • 腱鞘炎は手首だけではなく指でもなりますか? | 新潟市 秋葉区 肩こり 腰痛 整体 鍼灸はさかつめ整骨院鍼灸院 より:
    2026年5月22日 7:38 PM

    […] 手の腱鞘炎になったときはどんな対応をしたらいいですか? […]

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