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こんな経験はありませんか?
- ヘルニアがあるから腰痛が治らない
- 今は手術するほどじゃないと言われているけどいずれ手術しないといけない
- ヘルニアは付き合っていくしかない
- ヘルニアがあるから腰に気を使って生活しています
このようなお話をされる方は非常に多いです。
今も昔も腰痛の原因の代名詞といえば腰椎椎間板ヘルニア(以下、腰のヘルニア)。
はじめまして、さかつめ整骨院鍼灸院院長の坂爪です
一度腰のヘルニアになってしまうと、
- もう一生腰痛持ちで…
- 腰に無理がかかることはしてはいけなくて…
- だましだまし腰のヘルニアと付き合って…
- 最悪手術しなければならない…
と不安な気持ちで日常を送っている、という患者様をたくさん見てきました。
しかし、現在腰のヘルニアが腰痛の絶対的な原因でないことが指摘されています。欧米では腰のヘルニアの研究が進んでいますが、日本では約20年遅れていると言われています。
近年、メディアでも「腰痛=腰のヘルニアが原因ではない」という情報が広まるようになってきましたが、腰痛で苦しんでいる患者様すべてにその情報が行き渡っていないのが現状です。
そこで腰のヘルニアをお持ちで腰痛に苦しんでいる方に、欧米での論文をご紹介しながら腰のヘルニアに私の対する考え方と治療に関してご説明したいと思います。長文になりますがぜひじっくりお読みください。
腰のヘルニアと腰痛の本当の関係
腰のヘルニアと腰痛の関係性がよくわかる論文結果が発表されています。
1995 Volvo Award in clinical sciences.The diagnostic accuracy of magnetic resonance imaging, work perception, and psychosocial factors in identifying symptomatic disc herniations.
http://1.usa.gov/iN3oKG
これは、1995年のボルボ賞という「世界腰痛学会のノーベル賞」と言われる権威ある賞を受賞した論文です。
この中で「腰痛のない健常者において、76%に椎間板ヘルニアが見つかったこと、85%に椎間板の変性(ヘルニアまでいかない変化)が見つかった」と発表されました。つまり「腰痛経験が全くない人を調べても、高い確率で腰のヘルニアが見つかった」ということです。これは髪が白髪になることや、シワが増える事と同様に年齢とともに誰にでも起きる生理現象ということです。
しかし「年をとって変形するから痛みが出るのではないですか?」という疑問が出るかと思います。
さらにこんな論文結果が発表されています。
Magnetic resonance imaging of the lumbar spine in people without back pain.
http://1.usa.gov/knGWuH「20~80歳までの腰痛未経験者67名を対象にMRIで腰部椎間板を分析した結果、21~36%に椎間板ヘルニアが、50~79%に椎間板膨隆が、24~93%に椎間板変性が確認された」
つまり、腰痛を感じたことがない人でも高い確率で、ヘルニアだけでなく椎間板の変化が生じていることがわかります。これらの結果を踏まえると、「腰のヘルニア、腰の変形が腰痛を起こしているわけではない」ということがおわかりいただけると思います。
腰のヘルニアがある場合、腰痛の原因は何?
腰のヘルニアの患者様のほとんどが、
- 椅子に座っている時に背中を丸めて座っている
- 股関節の動きが悪く、腰の周りを多く使う動きが習慣化している
- 長時間、特定の姿勢をとることが多い
- 立っても、座っても片側に体重をかけるくせがある
など日常の身体の使い方、習慣が体全体のバランスを崩した結果、腰のヘルニアを引き起こしていることが多いです。つまり、ヘルニアになるような姿勢、動きを繰り返していると言えます。偏った姿勢、動き方はある特定の場所に負担をかけ、その箇所の組織(ほとんどは筋肉)を硬くします。その結果、画像検査をこなうと腰のヘルニアが見つかってしまうのです。
しかし先述したように、腰のヘルニアと腰痛は関係しないので動くことは問題ないのですが、多く患者様が「腰を動かすとヘルニアが悪くなる」と考え、身体を動かすことを過剰に怖がっています。この「動作に対する恐怖心」もストレスとなってしまいます。
精神的ストレスと腰のヘルニア
人は、心理的ストレスがかかると自律神経(特に交感神経)の働きが活発になり、心だけでなく身体も緊張してしまいます。その理由として自律神経は血流も支配していますので、筋肉にも血が行き渡りにくくなるため身体が硬くなってしまうのです。
この状態が続くとさらに腰部の緊張が強くなり、より腰のヘルニアが治りにくくなってしまいます。
当院の腰椎椎間板ヘルニア(腰のヘルニア)の治療
1.問診
患者様の身体の状態やこる場所などについて詳しくお伺いいたします。
また、身体の状態だけなく、あなたの生活環境なども含めてお伺いさせていただきます。なぜなら長引く肩こりや不調は生活環境、生活動作の中に隠れていることがほとんどだからです。かなり細かいことまでお伺いすると思いますが、治療効果を高め、維持するためには必要不可欠と考えております。
不安を抱えたまま治療を受けても治療の効果が出にくいため、ご質問やご相談等がありましたら、なんでもお気軽にお聞きください。
2.検査
身体のねじれ、傾き、体重の乗り方等のバランス、筋肉の硬さ、関節の動きやすさなどを確認して検査します。病院でヘルニアや脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)などの診断を受けている方には整形外科テストを用い、本当にその診断が適切なのか確認させていただきます。
3.身体の状態の説明
問診や検査結果などから症状の原因や治療方針などを検討、ご説明します。
「どうしたら良くなるのか」
「どのような治療をするべきなのか?」
「普段の生活で注意すべきことは?」
など患者様に理解していただけるように、わかりやすく丁寧にお話させていただきます。
4.治療
私の持っている技術から患者様の症状に合わせた整体、鍼灸、最新の治療機器(ハイチャージネオ)、運動療法を組み合わせた必要な治療を行います。
具体的には、まずハイチャージネオを用いて身体の細胞の活性化を図ります。痛みを感じるということは、心身ともに疲弊してしまっている状態です。そのため身体の疲労回復効果のあるハイチャージネオを使用します。また。腰痛や坐骨神経痛に特化した使用方法もありますので、症状によって通電方法を判断します。
次に、身体の自然治癒力を引き出すために、整体(ボキボキではないソフトな方法)にて背骨の矯正を行い、自律神経の働きを正常にしていきます。神経の働きが正常になると、身体を覆う筋膜や筋肉などの緊張もやわらいてきますので、痛みや不調を軽減させることができます。
ハイチャージ、整体治療で整えた状態を維持できるよう、必要な場合は鍼灸治療でポイントに刺激を加えます。
5.治療後の確認
治療後のお身体の状態を確認し「どういう変化が出たのか」という治療効果を患者様ご本人にも確認していただきます。
また、治療と同時に日常生活動作や癖を改善してもらうためのアドバイスをしております。必要な場合は、姿勢を維持するための運動も指導させていただく事があります。できるだけ早く症状が改善できるように、患者様一人ひとりに合わせた治療計画、来院回数の目安などを提案させていただきます。
国家資格者による施術
治療で患者様の体の状態を診ていく上で、解剖学や生理学、一般臨床医学などの体に関する専門的な知識が必要になります。問診から治療までのすべてを「柔道整復師」「はり師」「きゅう師」の3つ国家資格を取得した院長である私自身がおこないます。
「柔道整復師」「はり師」「きゅう師」の国家資格は、柔道整復師になるために3年、鍼灸師になるために3年(はり師、きゅう師の2つの資格を3年で取得します)が必要です。これらは、解剖学や生理学、整形外科学などの体に関する専門的な知識を勉強し、国家試験を受験して合格したことで得られる資格です。厚生労働省が認めた筋肉や骨、関節、更には、東洋医学のプロとして臨床歴20年以上の院長が責任を持って治療させていただきますので、安心してご相談ください。
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(柔道整復師・鍼灸師 坂爪慶 監修)