整体治療と「ゆがみ」

整体治療とゆがみ

多くの治療院でゆがみに対して整体治療が行われている昨今、「体のゆがみが体の不調の原因ではないか?」と心配されている方も多いでしょう。そのため「ゆがみがある」と言われると、そのゆがみを矯正すれば体の問題が全て解決するような印象をお持ちの方が多いのではないでしょうか?

ゆがみを矯正する方法として、いわゆる骨盤矯正やO脚矯正など、ちまたには多種多様な方法が紹介されていますが、私はそれだけで問題が解決するほど人間の身体は単純ではないと考えています。

慢性的な肩こり、腰痛、ヘルニアなど、ご自身では原因が見当たらない方は身体のゆがみが原因に症状が発症している方も多いことも確かです。しかし、例えば職業、年齢が同じでもゆがみ方が違ったりすることは多々ありますし、症状が違うのに同じようにゆがんでいる人も見受けられます。

ではなぜこの違いが生まれるのでしょうか?

ここでは当院の整体治療とその根幹となる私の身体に対する考え方を書いていきます。少し長い文章ですが、しっかりお読みくださいませ。

なぜゆがみが起こるのか?

体のゆがみというとどんなイメージがありますか?

「骨盤がゆがんでいる」「背骨がゆがんでいる」などはよく言われることだと思います。

確かに姿だけを見ると「ゆがんでいる=悪い」というイメージを持たれるかもしれません。痛みがあればゆがみと結びつきますし、痛みがなくてもゆがみには何か悪い印象を持たれるでしょう。

「ゆがんでいることは悪いこと、ゆがみは治すもの」との認識が世の中に広まっていますが、なぜゆがむのか、なぜ改善しにくいのかはなかなか説明されていないのが現実です。私はそのゆがみを引き起こす原因は、何気ない日常の習慣や癖に潜んでいると考えます。

  • 椅子に座る際に必ず一方の足を組んでしまう
  • 立っている時は左右どちらかに体重を載せる癖がある
  • 座っていると足を開く、もしくは閉じる癖がある

このような状態で生活をしていると、その癖のある姿勢が当たり前の状態になり、その人にとって本来楽な姿勢からかけ離れたものとなります。そこからある一定の場所に筋肉の緊張を生じさせ、結果的に痛みなど体の不調を発症してしまいます。

普段の生活で当たり前にやっていることだからこそ気づけないですし、改善しようにも方法がわからないのだと考えます。

足を組む

さかつめ整骨院鍼灸院の整体治療

人の身体は治りたがっている

当院の整体は「バキバキ」、「ボキボキ」と音が出るような、刺激の強い治療の方法は行いません。
ソフトな刺激で最高の結果を出せるように常に研鑽しています。これはある偉人の言葉に影響されています。

古代ギリシャの医師 ヒポクラテスはこのように提言しています。

「人間は誰でも体の中に百人の名医を持ってる」と唱え、「自然が病を癒す」。つまり人体に生まれつき備わっている仕組みが崩れると自動的に自然の力で回復しようと働く。

このように「自然治癒力」を強調していました。
私も「身体は、基本的に治りたがっている」と考えます。

ボキボキする整体を全て否定するわけではありませんし、有効な場合もあるのも事実ですが、術者が事故を起こして社会問題になったこともまた事実なのです。

だから可能性として、身体を壊すリスクが少しでもある方法は取るべきではないと思っています。日常生活の習慣や身体の癖によってゆがみが生じているものに、強制的な施術で回復を望むべきではないと考えるのです。

自然治癒力で治す

より詳しくお話をお聞きする理由

治りたい身体に少しのきっかけを与えるのが、整体の目的だと思っています。

きっかけをあたえる整体

先程書いたように、痛みを抱える人は全身の筋肉に緊張を生じていることが多いです。その筋肉の緊張は日常生活での身体の使い方に原因があります。そのため、初めて来院された方には治療に入る前に、今困っている痛みや症状はもちろんのこと、日常生活の環境(仕事、家事、趣味等)の話を詳しくお聞きしています。
あなたが悩んでいる症状の原因、及び改善しないのはその部分にあるからです。

最初にお話を伺うことを最重視しており、一番時間をかけて行います。いくら整体を行っても原因を見極めなければ、その場限りの治療となってしまいます。原因をはっきり見極めることが痛みを取り除くためには必要なのです。

検査、施術も綿密に

お話をうかがった後に立ち姿勢、座り姿勢でのゆがみを確認して、さらに関節の動きや脱力状態でのゆがみの状態を把握します。さらにどちらに身体は荷重しているのかも確認します。他にもチェックするポイントは多々あるのですが、これらの確認をせずに単純に足の長さだけを指標に整体してしまうと中途半端な整体となってしまいます。

綿密な検査と施術

全身の緊張状態を解除するため、地ならしをする目的で全身、脊柱に対して整体を行います。痛みを感じる場所を最初から触ることはしません。当然、痛みの箇所を確定するために触ることはありますが、最初からその場所を刺激することは逆効果と考えるからです。

その後、症状に応じて固くなった筋肉の緊張を取る手技や、痛みのため使いにくくなっている筋肉を活性化する手技などを行っていきます。

慢性的な症状の方は全身のバランスの改善と、痛みや不調など今ある症状の改善の両方のための整体を行うことで、早い改善が見込め、自然治癒力の働きを向上させることができます。

全体の整体

整体治療の流れ

1.問診

問診

患者様の身体の状態や痛む場所等について、詳しくお話をお聞きします。また身体の状態だけなく、あなたの生活環境なども含めてうかがいます。
不安を抱えたまま治療を受けても治療の効果が出にくいため、ご質問やご相談等ありましたら、なんでもお気軽にお聞きください。

2.検査

検査

筋肉の硬さ、関節の動く範囲、整形外科的な検査、骨のゆがみ、身体のバランスや歩行バランスなど、症状に合わせて様々な検査を行います。

3.身体の状態の説明

説明

問診や検査結果などから、症状の原因や治療方針などを検討し、ご説明いたします。

「どうしたら良くなるのか」
「どのような治療をするべきなのか?」
「普段の生活で注意すべきことは?」

など、患者様に理解していただけるように、でき限りわかりやすく丁寧にお話させていただいています。

4.治療

私の持っている技術から患者様の症状に合わせた整体、鍼灸、最新の治療機器、運動療法を組み合わせた必要な治療を行います。

整体
鍼灸
ハイチャージ

5.治療後の確認

説明

治療後、患者様の体の状態を改めて確認し「どういう変化が出たのか」ということを、患者様ご本人にも確認していただきます。
できるだけ早く症状が改善できるように、患者様一人ひとりに合わせた治療計画や来院回数の目安などを提案させていただきます。

国家資格者による施術

私は2000年に柔道整復師の国家資格、2003年に鍼灸師の国家資格を取得しました。
「柔道整復師」「はり師」「きゅう師」の国家資格は、柔道整復師になるために3年、鍼灸師になるために3年(はり師、きゅう師の2つの資格を3年で取得します)が必要です。これらは、解剖学や生理学、整形外科学などの体に関する専門的な知識を勉強し、国家試験を受験して合格したことで得られる資格です。

柔道整復師
鍼灸師1
鍼灸師2

治療で患者様の体の状態を診ていく上で、解剖学や生理学、一般臨床医学などの体に関する専門的な知識が必要になります。問診から治療までのすべてを「柔道整復師」「はり師」「きゅう師」の3つ国家資格を取得した院長である私自身がおこないます。

柔道整復師は捻挫、打撲、挫傷、肉離れ、骨折、脱臼など、骨や関節の専門家です。私は5年間の整形外科勤務もあり、かなりの数のこれらの怪我を施術し、リハビリテーションなどの管理した経験もあります。

また、鍼灸師(はり師・きゅう師)は東洋医学をベースとした身体の不調から健康増進までを網羅した医学体系で自然治癒力を活性化させる専門家です。

西洋医学の長所短所、東洋医学の長所短所を把握して両者の長所を施術に取り入れております。厚生労働省が認めた筋肉や骨、関節、更には、東洋医学のプロとして臨床歴20年以上の院長が責任を持って治療させていただきますので、安心してご相談ください。

国家資格者による安心の治療

受診をご希望の方はお早めにご予約を

初めての方は1日3名限定です

ご予約はお早めに

初めて受診される方は、しっかりお話を聞かせていただき丁寧に検査をし、治療させていただきます。
そのため、初めて受診される方を診られる人数は1日3名様とさせていただいております。

「当日でも予約は取れるだろうと思っていたが、予約を取る事ができなかった」
「身体がつらいのに予約が取れない」

となりませんように、お早めにご予約ください。
ご予約はお電話、または24時間受付のインターネット予約から取ることができます。

(柔道整復師・鍼灸師 坂爪慶 監修)

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