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はじめまして、さかつめ整骨院鍼灸院院長の坂爪です
今も昔も腰痛に悩まれている方は多くいます。身体の悩みを調査した厚生労働省の資料によれば、腰痛は男性では1位、女性では2位となっており、また腰痛を感じている人口は約2800万人、日本人の人口の4分の1を占めるまでになっています。腰痛はすっかり日本人の国民病と化しています。
IPS細胞が発見されたり、成人の寿命が伸びているなど医学の進歩は日進月歩なのに、腰痛で悩む人は全く減っていないのが現状なのです。
「薬や湿布ではどうにもならない気がしてきた」
「なぜ腰が痛くなるのか説明されたことがない」
「動くのが怖くて安静にしているのに痛みが取れない」
「腰痛は治らないものだと思っていた」
このような不安、悩みを抱える数多くの患者様を見てまいりましたが、その方に合った適切な施術と生活動作の見直しで症状の改善が見られることがほとんどです。それだけ現状はその適切な施術、生活指導が行われていないと言えるでしょう。
現在、腰痛にお困りで、不安を抱える方が少しでも楽になり、参考となるように当院の腰痛に対する考えを書かせていただきました。長文になりますが、ぜひじっくりお読みください。
なぜ腰痛になるのか?
腰痛の原因として今まで考えられてきたものは、骨の構造上の変化(変形)が痛みに関係するということでした。
つまりレントゲンやMRIを撮り、
「背骨のこの場所が変形しているから腰が痛い」
「背骨のこの軟骨が潰れているから腰が痛い」
などと説明を受け、「今は手術するほどではないですね」といわれる。
そのため、「いずれ手術が必要なんだな…」と思いながら不安な生活を送られている方は多いと思います。
しかし現在、このような考えは覆されつつあります。
The diagnostic accuracy of magnetic resonance imaging, work perception, and psychosocial factors in identifying symptomatic disc herniations.
実は最新の研究論文では、「腰痛のない健常者において、76%に椎間板ヘルニアが見つかったこと、85%に椎間板の変性(ヘルニアまでいかない変化)が見つかったと発表されています。
これにより、ヘルニアや骨の変形、さらには椎間板の変化は腰痛の真の原因とは言えないことが指摘されました。
実は腰痛は日本だけの国民病ではなく世界でも腰痛を抱える人が非常に多いため、世界各国に腰痛学会があり腰痛治療のガイドラインが存在しています。
アメリカ腰痛学会では「画像診断による変形やヘルニアと痛みの関係性は乏しい」と発表されており、さらに日本腰痛学会と日本整形外科学会は、「腰痛の発症や慢性化には心理的なストレスが関与しており、画像検査などでも原因が特定できない腰痛が大半を占める」との診療ガイドラインを発表しています。
つまり、「変形などの形の変化が原因で腰痛になるわけではない」と明言しているのです。
さらに詳しく説明します。
腰痛の本当の原因は?
腰痛の患者様の大部分は、
- 椅子に座っている時に背中を丸めて座っている
- 股関節の動きが悪く、腰の周りを多く使う動きが習慣化している
- 長時間、特定の姿勢をとることが多い
- 立っても、座っても片側に体重をかけるくせがある
など、日常の身体の使い方や習慣が体全体のバランスを崩し、結果腰痛を引き起こしていることが多いです。
偏った姿勢、動き方はある特定の場所に負担をかけ、その箇所の組織(ほとんどは筋肉)を硬くします。
その結果、動きの悪くなった部分は使うことができずに動きやすいところを過剰に使うようになり、特に腰は動きの自由度が高いためよく動くため腰痛になってしまうといえます。
精神的ストレスと腰痛
また、心理的ストレスも腰痛に大きく関与しています。
人は、心理的ストレスがかかると自律神経(特に交感神経)の働きが活発になり、心だけでなく身体も緊張してしまいます。その理由として、自律神経は血流も支配していますので、筋肉にも血が行き渡りにくくなるため身体が硬くなってしまうのです。
この状態が続くと腰まわりの疲労、更には腰痛の原因となってしまいます。
当院の腰痛の治療
1.問診
患者様の身体の状態やこる場所などについて詳しくお伺いいたします。
また、身体の状態だけなく、あなたの生活環境なども含めてお伺いさせていただきます。なぜなら長引く腰痛や不調は生活環境、生活動作の中に隠れていることがほとんどだからです。かなり細かいことまでお伺いすると思いますが、治療効果を高め、維持するためには必要不可欠と考えております。
不安を抱えたまま治療を受けても治療の効果が出にくいため、ご質問やご相談等がありましたら、なんでもお気軽にお聞きください。
2.検査
身体のねじれ、傾き、体重の乗り方等のバランス、筋肉の硬さ、関節の動きやすさなどを確認して検査します。病院でヘルニアや脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)などの診断を受けている方には整形外科テストを用い、本当にその診断が適切なのか確認させていただきます。
3.身体の状態の説明
問診や検査結果などから症状の原因や治療方針などを検討、ご説明します。
「どうしたら良くなるのか」
「どのような治療をするべきなのか?」
「普段の生活で注意すべきことは?」
など患者様に理解していただけるように、わかりやすく丁寧にお話させていただきます。
4.治療
私の持っている技術から患者様の症状に合わせた整体、鍼灸、最新の治療機器(ハイチャージネオ)、運動療法を組み合わせた必要な治療を行います。
具体的には、まずハイチャージネオを用いて身体の細胞の活性化を図ります。痛みを感じるということは、心身ともに疲弊してしまっている状態です。そのため身体の疲労回復効果のあるハイチャージネオを使用します。
次に、身体の自然治癒力を引き出すために、整体(ボキボキではないソフトな方法)にて背骨の矯正を行い、自律神経の働きを正常にしていきます。神経の働きが正常になると、身体を覆う筋膜や筋肉などの緊張もやわらいてきますので、痛みや不調を軽減させることができます。
ハイチャージ、整体治療で整えた状態を維持できるよう、必要な場合は鍼灸治療でポイントに刺激を加えます。
5.治療後の確認
治療後のお身体の状態を確認し「どういう変化が出たのか」という治療効果を患者様ご本人にも確認していただきます。
また、治療と同時に日常生活動作や癖を改善してもらうためのアドバイスをしております。必要な場合は、姿勢を維持するための運動も指導させていただく事があります。できるだけ早く症状が改善できるように、患者様一人ひとりに合わせた治療計画、来院回数の目安などを提案させていただきます。
国家資格者による施術
治療で患者様の体の状態を診ていく上で、解剖学や生理学、一般臨床医学などの体に関する専門的な知識が必要になります。問診から治療までのすべてを「柔道整復師」「はり師」「きゅう師」の3つ国家資格を取得した院長である私自身がおこないます。
「柔道整復師」「はり師」「きゅう師」の国家資格は、柔道整復師になるために3年、鍼灸師になるために3年(はり師、きゅう師の2つの資格を3年で取得します)が必要です。これらは、解剖学や生理学、整形外科学などの体に関する専門的な知識を勉強し、国家試験を受験して合格したことで得られる資格です。厚生労働省が認めた筋肉や骨、関節、更には、東洋医学のプロとして臨床歴20年以上の院長が責任を持って治療させていただきますので、安心してご相談ください。
腰痛でお困りの方は今すぐご予約を
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(柔道整復師・鍼灸師 坂爪慶 監修)