目次
こんな経験はありませんか?
「一年に何度か、ふとした動きで腰に激痛が走り、動けなくなる」
「一度ギックリ腰になるとしばらく仕事ができなくなる」
「ギックリ腰になるのが不安で常に気をつけている」
ギックリ腰になったことがある方からは、こんなお話をよく聞きます。
はじめまして、さかつめ整骨院鍼灸院院長の坂爪です
腰痛を持病のように感じている方は、このようにギックリ腰を繰り返していることが多いように感じます。
「腰が悪いと感じ、『もう良くならない』とあきらめてしまっているから、ずっと良くならない」
実はこれまで当たり前とされてきた、急性腰痛(以下、ギックリ腰)への対処法が変わり始めています。
そこで最新のギックリ腰の対処法をご説明しながら私の考えと治療について書かせていただきたいと思います。長文になりますがぜひじっくりお読みください。
「ギックリ腰になったら安静が一番」はまちがい!?
ギックリ腰になったら皆様どうされますか?
- 痛みが引くまでとにかく安静
- 腰を冷やす
- 湿布を貼る
- コルセットを巻く
あとは病院を受診して、「レントゲン上は問題ないですね、しばらく安静にしてください」と言われる。
こんな感じが多いのではないでしょうか?
ギックリ腰になってしまうと強烈に痛いので必然的に動けなくなってしまうのですが、実は、積極的に安静を取る必要がないことがわかっています。
最新の研究論文ではこのように発表されています。
The treatment of acute low back pain–bed rest, exercises, or ordinary activity?
http://1.usa.gov/mOolz9急性腰痛患者186例を対象としたRCT(ランダム化比較試験)によると、安静臥床群、ストレッチ群、日常生活群のうち、最も早く回復したのは日常生活群で、最も回復が遅かったのは安静臥床群だった。
つまり「ギックリ腰に安静第一はまちがい」であり、「むしろ回復を妨げる」と結論付けられているのです。
(注:しかし中には内臓の問題(胆石や大動脈乖離など)で腰痛が出る場合もありますので注意が必要です)
研究結果やあらゆるデータから考えると、一度ギックリ腰になると、可能な範囲で動くこと、日常生活を維持することが早く回復するためには必要です。
では、そもそも繰り返すギックリ腰の本当の原因は何なのでしょうか?
ギックリ腰の原因
ギックリ腰の患者様のほとんどが、
- 椅子に座っている時に背中を丸めて座っている
- 股関節の動きが悪く、腰の周りを多く使う動きが習慣化している
- 長時間、特定の姿勢をとることが多い
- 立っても、座っても片側に体重をかけるくせがある
など、日常の身体の使い方や習慣が体全体のバランスを崩し、ギックリ腰を繰り返しています。つまり、普段からギックリ腰になりやすい姿勢、動きを繰り返していると言えます。
偏った姿勢、動き方はある特定の場所に負担をかけ、その箇所の組織(ほとんどは筋肉)を硬くします。顔を洗うときやかがんだときなどのささいな動きでギックリ腰になる方は、クセによって特定の場所への負担が限界に達したため、痛みとなって現れてくるのです。
このため「腰に無理をかけるとまたギックリ腰になる」と考え、必要以上に腰をかばった生活も再発しやすい原因となります。この「動作に対する恐怖心」もストレスとなってしまいます。
精神的ストレスとギックリ腰
人は、心理的ストレスがかかると自律神経(特に交感神経)の働きが活発になり、心だけでなく身体も緊張してしまいます。その理由として自律神経は血流も支配していますので、筋肉にも血が行き渡りにくくなるため身体が硬くなってしまうのです。
この状態が続くとさらに腰部の緊張が強くなりギックリ腰を再発させてしまう原因となります。
こういったことから、ギックリ腰を繰り返す方は「身体のクセを理解して、そのクセを改善することで再発を予防できる」と私は考えています。
当院の急性腰痛(ギックリ腰)の治療
1.問診
患者様の身体の状態やこる場所などについて詳しくお伺いいたします。
また、身体の状態だけなく、あなたの生活環境なども含めてお伺いさせていただきます。なぜなら突然の痛みはもちろん、長引く痛みや不調は生活環境、生活動作の中に隠れていることがほとんどだからです。かなり細かいことまでお伺いすると思いますが、治療効果を高め、維持するためには必要不可欠と考えております。
不安を抱えたまま治療を受けても治療の効果が出にくいため、ご質問やご相談等がありましたら、なんでもお気軽にお聞きください。
とはいえギックリ腰の症状が強くつらい状態の方には、まずは痛みを取り除くことを最優先に考えており、長い時間お話を伺うことはございませんのでご安心ください。
2.検査
身体のねじれ、傾き、体重の乗り方等のバランス、筋肉の硬さ、関節の動きやすさなどを確認して検査します。病院でヘルニアや脊柱管狭窄症などの診断を受けている方には整形外科テストを用い、本当にその診断が適切なのか確認させていただきます。
3.身体の状態の説明
問診や検査結果などから症状の原因や治療方針などを検討、ご説明します。
「どうしたら良くなるのか」
「どのような治療をするべきなのか?」
「普段の生活で注意すべきことは?」
など患者様に理解していただけるように、わかりやすく丁寧にお話させていただきます。
4.治療
私の持っている技術から患者様の症状に合わせた整体、鍼灸、最新の治療機器(ハイチャージネオ)、運動療法を組み合わせた必要な治療を行います。
具体的には、まずハイチャージネオを用いて身体の細胞の活性化を図ります。痛みを感じるということは、心身ともに疲弊してしまっている状態です。そのため身体の疲労回復効果のあるハイチャージネオを使用します。
次に、身体の自然治癒力を引き出すために、整体(ボキボキではないソフトな方法)にて背骨の矯正を行い、自律神経の働きを正常にしていきます。神経の働きが正常になると、身体を覆う筋膜や筋肉などの緊張もやわらいてきますので、痛みや不調を軽減させることができます。
ハイチャージ、整体治療で整えた状態を維持できるよう、必要な場合は鍼灸治療でポイントに刺激を加えます。
5.治療後の確認
治療後のお身体の状態を確認し「どういう変化が出たのか」という治療効果を患者様ご本人にも確認していただきます。
また、治療と同時に日常生活動作や癖を改善してもらうためのアドバイスをしております。必要な場合は、姿勢を維持するための運動も指導させていただく事があります。できるだけ早く症状が改善できるように、患者様一人ひとりに合わせた治療計画、来院回数の目安などを提案させていただきます。
国家資格者による施術
治療で患者様の体の状態を診ていく上で、解剖学や生理学、一般臨床医学などの体に関する専門的な知識が必要になります。問診から治療までのすべてを「柔道整復師」「はり師」「きゅう師」の3つ国家資格を取得した院長である私自身がおこないます。
「柔道整復師」「はり師」「きゅう師」の国家資格は、柔道整復師になるために3年、鍼灸師になるために3年(はり師、きゅう師の2つの資格を3年で取得します)が必要です。これらは、解剖学や生理学、整形外科学などの体に関する専門的な知識を勉強し、国家試験を受験して合格したことで得られる資格です。厚生労働省が認めた筋肉や骨、関節、更には、東洋医学のプロとして臨床歴20年以上の院長が責任を持って治療させていただきますので、安心してご相談ください。
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(柔道整復師・鍼灸師 坂爪慶 監修)