目次
はじめに
こんにちは。
新潟市秋葉区にありますさ、かつめ整骨院鍼灸院の坂爪 慶です。
頸椎ヘルニアによる手のしびれで日々おつらい思いをされている方から
「整形外科に通っているけど、なかなか良くならない」
「整骨院ではどんな施術が受けられるのか知りたい」
といったご相談を数多くいただきます。
私の25年以上の臨床経験の中で、整形外科での治療と整骨院での施術、それぞれに特徴と適応があることを実感しています。
今回は、頸椎ヘルニアで手のしびれにお悩みの方に向けて、整形外科と整骨院では何が違うのか、そしてどのような場合にどちらを選ぶべきかについて、専門家の立場から詳しく解説いたします。
治療の選択肢を見直すきっかけになれば幸いです。
頸椎ヘルニアとはどのような状態なのでしょうか?
まず、頸椎ヘルニアがどのような状態かを詳しくご説明いたします。
私たちの首には7つの骨である「頸椎」が積み重なるように並んでいて、その間には「椎間板」というクッションの役割を果たす組織があります。


この椎間板が正常な位置から後ろに飛び出してしまい、周囲の神経を圧迫する状態が「頚椎椎間板ヘルニア」です。
椎間板は、中央のゼリー状の髄核と、それを包む線維輪から構成されており、首の動きに合わせて形を変えながら衝撃を吸収しています。
ところが、加齢や不良姿勢、外傷などにより線維輪に亀裂が生じると、髄核が飛び出してしまい、神経根や脊髄を圧迫してしまうのです。
頸椎ヘルニアでよく見られる症状

当院にいらっしゃる頸椎ヘルニアの患者様からよくお聞きする症状をご紹介します。
まず、首の症状として最も多いのが首の可動域制限です。
「朝起きた時に首が回らない」「振り返る動作がつらい」といったお声をよくお聞きします。
肩甲骨の内側の重だるさも代表的な症状で、「肩甲骨の間がずっと重い感じがする」「背中が板のように硬い」と表現される方が多いです。
そして最もつらい症状として挙げられるのが、腕から指にかけてのピリピリとしたしびれです。
「電気が走るような感覚」「ジンジンと痛がゆい感じ」と表現される方もいらっしゃいます。
さらに、指先の細かい動作がしづらくなることも特徴的で、「ボタンが留めにくい」「箸が使いにくい」「字が書きにくい」といった日常生活への支障を訴える方も少なくありません。
頸椎ヘルニアの背景にある現代的な要因
現代社会において、頸椎ヘルニアの背景には特徴的な要因があります。
最も多いのがスマートフォンやパソコンの長時間使用です。

画面を見下ろす姿勢を長時間続けることで、首が前に突き出した状態、いわゆる「スマホ首」や「ストレートネック」になってしまいます。
また、デスクワークでの猫背姿勢も大きな要因です。
前かがみの姿勢を続けることで、首の椎間板に過度な負荷がかかり続けてしまうのです。
「気がつくと同じ姿勢で何時間も過ごしている」という方は、特に注意が必要です。
整形外科ではどのような対応が行われるのでしょうか?
整形外科での頸椎ヘルニア治療について、具体的にご説明いたします。
診断のプロセス
整形外科を受診すると、まず画像検査が行われます。

レントゲン検査では骨の配列や変形の有無を確認し、MRI検査では椎間板の状態や神経への圧迫の程度を詳細に調べます。
これらの画像診断により、ヘルニアの部位や程度が正確に把握され、診断が確定されます。
治療方法の特徴
診断が確定すると、以下のような治療が行われることが一般的です。
薬物療法では、痛み止めや炎症を抑える内服薬、しびれに効果的な神経に作用する薬が処方されます。

湿布薬も併用され、局所的な炎症の軽減を図ります。
理学療法では、理学療法士による運動療法や牽引療法が行われます。

牽引療法は、首を軽く引っ張ることで椎間板への圧迫を軽減することを目的としています。
症状が強い場合には、神経ブロック注射が行われることもあります。
これは、炎症を起こしている神経の周囲に直接薬剤を注入し、痛みやしびれの軽減を図る治療法です。
整形外科治療の特徴

整形外科での治療の特徴は、主に「対症療法」が中心となることです。
つまり、痛みやしびれといった症状を軽減することに重点が置かれます。
炎症や神経への圧迫が自然に落ち着くまで様子を見る、という方針が取られることも多く、症状が強い場合でも手術は最終手段として位置づけられています。
画像診断による客観的な評価ができることが大きなメリットで、ヘルニアの程度や他の疾患との鑑別診断において非常に重要な役割を果たします。
整骨院での対応は?
一方、整骨院での頸椎ヘルニアに対するアプローチは、整形外科とは大きく異なります。
診断・評価の方法

整骨院では画像診断は行えませんが、その代わりに首や肩、背中、腕などの筋肉・関節の状態を触診や動作検査で詳細に評価します。
実際に筋肉の硬さや関節の動きを手で確認し、どこに問題があるのかを見極めていきます。
また、姿勢の分析も重要な評価項目で、立位や座位での身体のバランスを詳しく観察します。
当院でのアプローチ方法
さかつめ整骨院鍼灸院では、以下のような順番でアプローチを行っています。
まず、首から肩にかけての筋肉の緊張を解除していきます。
頸椎ヘルニアがあると、痛みをかばうために周囲の筋肉が過度に緊張してしまい、この筋緊張が症状を悪化させることが多いのです。
手技療法により筋肉の緊張を緩和することで、神経への圧迫を間接的に軽減します。
姿勢・骨格バランスの調整では、特にストレートネックの改善に力を入れています。
正常な首のカーブを取り戻すことで、椎間板への負荷を軽減し、症状の改善を図ります。
また、鎖骨や肋骨、胸郭出口といった、神経の通り道となる部分も含めた全体的な調整を行います。
「木を見て森を見ず」ではなく、身体全体のバランスを整えることで根本的な改善を目指します。
さらに、鍼灸治療や電気療法も併用します。

鍼灸は炎症の抑制や血流改善に優れた効果があり、薬物療法とは異なるアプローチで症状の軽減を図ることができます。
また当院のドイツ製の物療機器は神経痛には抜群の効果を発揮するため、こちらも使用することがあります。
セルフケア指導の重要性

当院が特に重視しているのが、セルフケア指導です。
ご自宅でできる姿勢改善のポイントや、負担軽減のための工夫について詳しくお伝えします。
デスクワーク時の適切な姿勢、スマートフォン使用時の注意点、睡眠時の枕の選び方など、日常生活の中で実践できる具体的な方法をお教えします。
「治療院での施術だけでなく、日常生活全体で身体を整えていく」という考え方が、根本的な改善には不可欠だと考えています。
整骨院でのアプローチの特徴
整骨院でのアプローチの特徴は、薬では届かない「筋肉の硬さ」や「身体の歪み」を直接的に整えることです。
神経への圧迫を間接的に減らし、身体が自然に回復できる環境を作っていくことを重視します。
また、お一人お一人の症状や生活スタイルに合わせたオーダーメイドの施術を行うことも大きな特徴です。
整骨院での施術が向いているのはどのような方でしょうか?
整骨院での施術が特に効果的な方の特徴

以下のような方には、整骨院での施術が非常に効果的です。
まず、整形外科で「様子を見ましょう」と言われて不安を感じている方です。
「何もしないで様子を見るのは不安」「積極的に何かしたい」という気持ちをお持ちの方には、整骨院での積極的な施術が適しています。
薬を飲んでも改善が見られない方も、整骨院での施術をおすすめします。
薬物療法とは異なるアプローチにより、新たな改善の可能性を探ることができます。
デスクワークなど、同じ姿勢が続いて症状が悪化している方も非常に向いています。
姿勢の改善と筋肉のバランス調整により、根本的な原因にアプローチできます。
姿勢やストレートネックが気になっている方も、整骨院での施術が効果的です。
骨格矯正と姿勢指導により、症状の根本原因を改善できます。
手術以外の選択肢を探している方にも、整骨院での保存療法は有効な選択肢となります。
根本原因へのアプローチ
整骨院の得意分野は、しびれや痛みの「根本的な原因」を探り、筋肉・骨格・神経のバランスを整えることです。

症状の表面的な軽減だけでなく、なぜその症状が起こったのかという原因を追求し、再発防止まで視野に入れた治療を行います。
「その時だけ良くなる」のではなく、「根本から良くなる」ことを目指すのが整骨院でのアプローチです。
整形外科と整骨院の違いをまとめてみましょう
ここで、整形外科と整骨院の違いを分かりやすくまとめてご紹介します。

診断方法の違い
整形外科では、レントゲンやMRIなどの画像診断により、客観的で正確な診断が行われます。
一方、整骨院では動作検査や触診により、実際の身体の状態や機能面での問題を詳細に評価します。
治療方法の違い
整形外科では、薬物療法、注射療法、理学療法が主な治療方法となります。
整骨院では、手技療法による筋膜調整、骨格矯正、鍼灸治療が中心となります。
アプローチの違い
整形外科では、主に痛みやしびれを抑えることに重点が置かれます。
整骨院では、症状の根本原因を整えることを重視します。
手術対応の違い
整形外科では、保存療法で改善しない重症例に対して手術療法の選択肢があります。
整骨院では手術は行えませんが、保存療法を中心とした様々なアプローチが可能です。
セルフケア指導の違い
整形外科では、一般的な生活指導が行われることが多いです。
整骨院では、お一人お一人の生活スタイルに合わせた詳細なセルフケア指導が行われます。
適切な使い分けが大切です
どちらが正しい・間違いという話ではありません。
症状の程度や患者様の希望、治療の段階によって適切な使い分けが大切なのです。
急性期で症状が強い場合は整形外科での画像診断と薬物療法が優先され、慢性期で根本的な改善を目指したい場合は整骨院での施術が効果的です。
また、両方を併用することも可能で、それぞれの利点を活かした治療を受けることもできます。
頸椎ヘルニアでお悩みの方へのメッセージ

頸椎ヘルニアによる手のしびれは、日常生活に大きな支障をきたす症状です。
「整形外科に通っているけど、なかなか良くならない」と悩み続けるのではなく、違うアプローチを取り入れてみることが改善のきっかけになることも多いのです。
大切なのは、お一人お一人の症状や生活スタイル、治療に対する希望に合わせて、最適な治療選択を行うことです。
治療選択のご相談も承ります
「整形外科と整骨院、どちらを選べばよいか分からない」「今の治療方法で良いのか不安」といったご相談も承っています。
お一人お一人の状況をお聞きした上で、最適な治療選択についてアドバイスいたします。
必要に応じて、医療機関との連携も取らせていただきます。
まとめ

頸椎ヘルニアによる手のしびれに対する整形外科と整骨院の違いについて詳しくお話しさせていただきました。
整形外科では画像診断による正確な診断と薬物療法を中心とした対症療法が行われ、整骨院では触診・動作検査による機能評価と手技療法を中心とした根本治療が行われます。
どちらにもそれぞれの特徴と適応があり、症状の程度や患者様の希望に応じた適切な選択が重要です。
「なかなか良くならない」と悩まれている方は、現在の治療方法を見直し、別のアプローチを検討することで、新たな改善の可能性が見つかるかもしれません。
頸椎ヘルニアでお困りの方、治療選択についてお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
皆様の健康で快適な毎日をサポートできるよう、全力で取り組んでまいります。
【柔道整復師・鍼灸師 坂爪 慶 監修】
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初診料 12,800円(税込み) 施術料 9,800円(税込み)
当院は自費治療専門・完全予約制の治療院です。
各種健康保険・自賠責保険はお取り扱いしておりません、ご了承ください。
1日でできる人数が限られますので必ずお電話でご予約をお願いいたします。
予約電話番号 0250-23-2203
新潟市秋葉区美善1-5-35



