目次
1. はじめに
こんにちは、新潟市秋葉区 さかつめ整骨院鍼灸院の坂爪慶です。
お盆休みは、久しぶりに遠出をしたり、実家に帰省したりと、普段の生活とは違った環境で過ごすことが多いですよね。
でもその反面、長時間の移動による身体の疲労や、慣れない環境でのストレスなどから、肩こりが悪化してしまうことがあるのです。
特に車の運転は、同じ姿勢を長時間続けることになるため、肩や首への負担が大きくなります。
運転中は前方に注意を払う必要があるため、無意識のうちに肩に力が入り、知らず知らずのうちに肩こりを悪化させているかもしれません。
また、運転席の座面が合っていなかったり、クーラーの冷えすぎで筋肉が硬直したりすることも、肩こりの原因になります。
せっかくのお盆休みに、肩こりで苦しむのは避けたいですよね。
そこで今回は、お盆休みの移動中の車内で気をつけたい点や、簡単にできるストレッチをご紹介します。
これさえ知っていれば、楽しいお盆休みを迎えられることでしょう。
2. 長時間の運転で肩こりが悪化する要因
長時間の運転は、肩こりを悪化させる大きな要因の一つです。
その理由としては、以下のようなことが挙げられます。
まず、運転中は同じ姿勢を長時間維持することになるため、肩や首への負担が大きくなります。
特に、前かがみになりがちな姿勢は、肩甲骨周りの筋肉を緊張させ、血行を悪くしてしまいます。
また、運転中は常に前方に注意を払う必要があるため、無意識のうちに肩に力が入ってしまいます。
これは、交感神経を優位にさせ、筋肉を緊張させる原因となります。
さらに、エアコンの冷気や車内の乾燥した空気も、筋肉を硬直させる要因の一つです。
体温が下がることで血行が悪くなり、筋肉の柔軟性が失われてしまうのです。
加えて、運転席のシートが自分の体格に合っていないことも、肩こりを悪化させます。
背もたれの角度や、ヘッドレストの位置が適切でないと、肩や首に無理な力がかかってしまうのです。
このように、長時間の運転では、姿勢の維持、ストレス、車内環境など、様々な要因が重なって肩こりを悪化させてしまうのです。
では、これらの要因に対して、どのような対策が効果的なのでしょうか。
3. 車内の環境をうまく工夫した肩こり予防
長時間の運転で肩こりが悪化する要因はいくつかありますが、車内の環境を整えることで、それらのリスクを軽減することができます。
ここでは、車内でできる肩こり予防の工夫を具体的にご紹介します。
まず、シートの調整が重要です。
背もたれは、体を支えられる程度に倒し、腰から背中にかけて自然なS字カーブを保てるようにしましょう。
ヘッドレストは、後頭部の中心に位置するよう高さを調節します。
また、ハンドルまでの距離は、肘を軽く曲げた状態で手首がハンドルの上に乗る程度が適切です。
次に、エアコンの使い方にも気をつけましょう。
設定温度は夏場で25度前後、冬場は20度前後が理想的です。
冷えすぎは血行を悪くし、筋肉を硬直させる原因となるので注意が必要です。
また、エアコンの風が直接体に当たらないよう、風向きにも配慮しましょう。
また、長時間の運転では、適度な休憩を取ることも大切です。
1時間に1回は車を停めて、体を動かすようにしましょう。
簡単なストレッチを行うことで、こり固まった筋肉をほぐすことができます。
さらに、運転中の姿勢にも意識を向けましょう。
猫背にならないよう、背筋を伸ばし、肩の力を抜くことを心がけます。
時々、深呼吸を行い、リラックスすることも効果的です。
このように、シートの調整、エアコンの使い方、休憩の取り方、姿勢への意識など、ちょっとした工夫の積み重ねが、肩こりの予防につながるのです。
それでは次に、車内で実践できる簡単なストレッチの方法をお伝えしていきます。
4. 簡単にできる効果的なストレッチ
車内での肩こり予防には、適度なストレッチを取り入れることが効果的です。
ここでは、運転の合間にできる簡単なストレッチをいくつかご紹介します。
まず、肩回しから始めましょう。
両肩を大きく回すように、ゆっくりと前回り、後ろ回りを交互に行います。
10回程度繰り返すことで、肩周りの血行が促進されます。
次に、首のストレッチを行います。
片方の手を上からまわして反対側の頭部を軽く押さえ、ゆっくりと耳を肩に近づけるように倒します。
15〜20秒キープした後、反対側も同様に行います。
これを2〜3セット繰り返すことで、首周りの緊張がほぐれていきます。
また、胸のストレッチも効果的です。
両手を腰の後で組み、肘を伸ばすように力を入れ胸を開きます。
この姿勢を15〜20秒キープすることで、胸の前面の筋肉が伸びていきます。
さらに、腰のストレッチにも取り組みましょう。
右足を左足の上に組み、左手で右膝をあてます。
そのまま右側に振り返るように体を捻っていきます。
その際顔もしっかり動かすようにしましょう。
この姿勢を15〜20秒キープした後、反対側も同様に行います。
腰周りの筋肉の柔軟性が高まり、腰痛の予防にもつながります。
これらのストレッチは、ゆっくりとした動作で行うことが大切です。
決して無理をせず、痛みを感じたらすぐに中止しましょう。
また、ストレッチは長時間の運転の前後だけでなく、休憩時にも積極的に取り入れることをおすすめします。
簡単なストレッチを継続的に行うことで、肩こりの予防だけでなく、全身の柔軟性やリラックス効果も期待できます。
ぜひ、日々の運転に取り入れてみてください。
5. まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、お盆休みの長時間の移動中に起こりやすい肩こりについて、その要因と予防法をお伝えしてきました。
肩こりは、同じ姿勢の維持、ストレス、車内環境など、様々な要因が重なって引き起こされます。
しかし、シートの調整、エアコンの適切な使用、休憩の取り方、簡単なストレッチの実践など、ちょっとした工夫で予防することができるのです。
特に、ストレッチは肩こりの解消に効果的です。
運転の前後や休憩時に、肩回し、首のストレッチ、胸のストレッチ、腰のストレッチなどを行うことで、こり固まった筋肉をほぐし、柔軟性を高めることができます。
長時間の運転は肉体的にも精神的にも疲労がたまるものですが、適度な休憩と体操を心がければ、快適で安全な移動が可能となります。
もし、日頃から肩こりに悩まされているのであれば、一度専門家に相談されることをおすすめします。
当院では、個々の状態に合わせた的確な施術とアドバイスを提供しております。
お盆休み明けの疲れた体を健康な状態に戻すのに、ぜひお越しください。
【柔道整復師・鍼灸師 坂爪 慶 監修】
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