
この記事の要約
朝や仕事中に、急に首が右にも左にも回らなくなって、不安になっていませんか?
熱がなく、首が前に曲がり、しびれもなければ、首の関節が引っかかった状態であることが多いと考えられています。
この記事では、病院に行くかどうかを見分ける3つの確認と、病院で異常なしと言われたときの考え方、ご自宅で気をつけたいことをお伝えします。
結論
首が急に回らなくなったときは、まず「熱がある」「あごが胸に近づかない」「しびれや力の入りにくさがある」の3つに当てはまらないかを確かめてください。
この3つに当てはまらなければ、首の関節が引っかかった、いわゆる寝違えに近い状態であることが多いと考えられています。
急に動かなくなると、不安になりますよね。
どれか1つでも当てはまる場合や、数日たっても変わらない場合は、医師の診察が必要な場合があります。
その際は、必要に応じて受診先の病院やクリニックをご紹介しています。
この文章を書いた人

坂爪 慶(さかつめ けい)
取得資格:柔道整復師/はり師/きゅう師(国家資格)
新潟県新潟市のさかつめ整骨院鍼灸院院長
新潟市秋葉区生まれ(旧新津市)
1997年から施術に携わり、整形外科での勤務を経て、2017年12月にさかつめ整骨院鍼灸院を開業しました。
痛いところだけを見るのではなく、立ち方や座り方、体の傾きまで含めて原因を一緒に探すことを大切にして施術を行っています。
首が回らなくなるとき、首の中で何が起きているのでしょうか?
「昨日まで普通だったのに、急にピキッとして首が回らなくなりました」
こうしたご相談を、よくいただきます。
首の骨は、小さな関節でつながっています。
この関節(椎間関節といいます)が、ひねった拍子に引っかかったようになると、首を回す動きが強く制限されます。
筋肉も、痛みから守ろうとして固まります。
動かせる範囲がとても狭くなるため、「首が固まってしまった」と感じる方が多いようです。
こうした状態は、動けるようになるまでに数日かかることがあります。
日がたつにつれて、少しずつでも動きが戻ってくるかが、様子を見るときの目安です。
病院に行くかどうかは、何で見分けるのでしょうか?
次の3つを確かめてみてください。
1. 熱がある
体温を測り、首や体に熱っぽさがないか見てください。
首の痛みに発熱が重なる場合は、首の中や周りで炎症が起きている可能性があります。
ただし、まれに熱が出ない方もいますので、熱がないから安心とは言い切れません。
2. あごが胸に近づかない
座ったまま、ゆっくりとあごを胸に近づけてみてください。
無理に押したり、勢いをつけたりしないでください。
回す動きは痛くて動かなくても、前に曲げる動きが痛みなく動くのであれば、少し安心です。
あごが胸に近づかないときは、熱や頭痛、吐き気を伴っていないかも確かめてください。
伴うときは、脳や脊髄を包む膜の炎症(髄膜炎)が心配されるため、早めの受診が必要です。
3. しびれや力の入りにくさがある
腕や手にしびれがある、力が入りにくいという場合は、首の関節の引っかかりとは別の原因が隠れていることがあります。
しびれがなければ、神経が原因である可能性は低いと考えられています。
この3つを確かめるのは、重い病気を見逃さないためです。
頻度としては、重い病気に出会うことは多くありません。
確かめておくと、必要以上に心配せずに、様子を見ることができます。
病院で「異常なし」と言われたら、安心してよいのでしょうか?
「整形外科でレントゲンを撮ったけれど、特に異常はないと言われました」
こうしたご相談も、よくいただきます。
異常が見つからなかったことは、骨に大きな問題がないと確認できたという意味で、大切な情報です。
まずは、安心してよい材料になります。
ただし、レントゲンで分かるのは、主に骨の形です。
首の関節の引っかかりや、筋肉の固まりは、写らないことがあります。
そのため、「異常なし」と言われても、首が回らない状態が続くことがあります。
その場合は、先ほどの3つ(熱、あごが胸に近づくか、しびれや力の入りにくさ)を、当院でもあらためて確かめます。
そのうえで、首が回らない状態の原因を、一緒に見ていきましょう。
経過の中で気になる変化があれば、その都度お伝えします。
家で気をつけたいことは?
痛みが強いうちは、次のことに気をつけてください。
- 痛い方向に無理に回して、確かめない
- 強く揉んだり、ぐいぐい押したりしない
- 楽な姿勢を探して、痛みの出ない範囲でゆっくり動かす
何度も回して試したくなりますが、そのたびに筋肉が緊張してしまいます。
動かすときは、痛みが強くならない範囲にとどめてください。
また、病気の知識が増えると、重い病気ばかりが気になってしまうことがあります。
先ほどの3つの確認に当てはまらなければ、必要以上に心配しすぎないことも大切です。
当院ではどのように考えていますか?
当院では、首が回らなくて来られた方に、まず熱の有無と、首が前に曲がるか、しびれがないかを確認します。
その上で、関節の引っかかりが主な原因と考えられる場合に、動かせる範囲を少しずつ広げていきます。
首の痛みは、お話をうかがい、動きを確かめながら、ひとつずつ見ていきます。
内科的な病気が疑われる場合や、手術が必要かもしれない場合は、医科への受診が必要な方です。
そのときは、必要な病院やクリニックを当院からご紹介しています。
受診後は、診てくださった先生から指示をいただき、その内容に沿って施術を行います。
まとめ
首が急に回らなくなったときは、まず次の3つに当てはまらないかを確かめてください。
- 熱がある
- あごが胸に近づかない
- しびれや力の入りにくさがある
当てはまらなければ、首の関節の引っかかりと考えられることが多く、痛みの出ない範囲で動かしながら、様子を見ることができます。
どれか1つでも当てはまるときや、数日たっても変わらないときは、早めに医師の診察を受けましょう。
受診先に迷うときは、ご紹介しますのでご相談ください。
ひとりで抱え込まず、気になることがあれば、お気軽にLINEかお電話でご相談ください。
【柔道整復師・はり師・きゅう師 坂爪 慶監修】
さかつめ整骨院鍼灸院公式LINE@ページ
ご不明な点はこちらからお問い合わせください

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